あぁ、徒然なるままに

私の趣味や日々の出来事についてを、自分の独断と偏見による、やや倒錯した文章で徒然なるままに書き記すブログです。

「壊死性リンパ節炎」(通称:菊池病)

いきなり医学論文を書き出すわけじゃあありません。

質(タチ)の悪いカゼかと思ったら、
実際に自分が罹患してしまった病気の備忘として~・・・

ま、とりあえず書いておきましょう。
今回、いきなり入院となってしまった私の病気、
「壊死性リンパ節炎」(通称:菊池病)。

甲状腺の病気やリンパ腫等、他の重大な病気の可能性を排除して行って、
最終的に行き着く病気、いわゆる「掃き溜めの病名」なのだそうで。
(本当にお医者さんが言っていたんだもおぉん!)


一応一通りの検査(血液からCTスキャンまで)の結果を診てから
治療に入るので、長く症状に耐えてきた人は、お医者さんにせっつかないと
入院から治療開始まで三日は待たされます。

「ヤク(←熱冷まし)、ヤクをくれ・・・」

40度超えを一週間以上繰り返した私は、
病室とデイルームの間を、あたかもゾンビのように、
フラフラ、ユラユラと歩いていました。

廊下で幽霊とすれ違うよりも、傍で私とすれ違う方が怖かったと思います。
病院の怪談よりも、現実の病気の方が怖いです。


さて、症状としては・・・

まずもって、熱が急上昇し、悪寒で体が震えます。
大体は、大汗をかいたりして放熱し、体の代謝機能が戻れば
そこで完結なのですが、この病気はそうは行きません。
一見カゼのように見えますが、一度改善されたかのように見えて、
夕方頃からまた体温の上昇と悪寒が始まり、
坐薬等の熱冷ましも、その場しのぎにしかなりません。
薬が切れると、また同じことを繰り返します。

で、血液検査をすると、従来のカゼや感染症の場合や、
はたまた内臓に炎症(虫垂炎・腹膜炎・リンパ腫等々)が起きている場合は
免疫機能が働いて白血球の数が増大するのですが、
菊池病の場合は、逆に白血球や赤血球の数が減少します。

何故か。

ウィルスや炎症によって、免疫機能が活発化することによる発熱ではなく、
免疫機能が暴走し、自分同士を共食いするからなのです。

何が免疫機能の暴走のトリガーになっているかは分かりませんが、
遺伝的なもの、ストレス、過労、老化・・・
誰にでもおこりえるものでもあるようです。

ただ、統計で見る限りは、男性より女性の方が罹患する率が多く、
中年・老年よりも、若年層がかかることが多いそうです。

ストレス、過労、老化・・・
ストレス、過労、老化・・・

・・・えぇ、私、見事に中年男性で罹患しましたが何か?


・・・話を元に戻しますが。

じゃあ、どんな治療をするの?と。

一昔前は、一ヶ月から一年くらい、ひたすら耐える
(せいぜい解熱消炎剤)しかなかったそうですが、
近年は人工のステロイド剤の投与で、症状が改善されます。

ステロイド剤を使って、

「ちょっと待て、戦う相手を間違えてるぞ!」

と、暴走した免疫機能に、リセットと喝を入れるワケですね。

・・・近年といっても、方法が確立されたのは、
ここ30年くらいの話らしいですが・・・


当然ステロイド剤ですから、強力で効果も覿面(てきめん)ですが、
もちろん副作用もあります。

・免疫機能を一時的に抑え込む為に、他の感染症にかかりやすくなる
・長期服用で、腹部に贅肉が着きやすくなり、顔が丸くなる
・同じく長期服用すると、体内で同類のホルモンが作られなくなる
・急に服薬を停止するとショック症状を起こすので、様子を見ながら減薬する

単なるカゼとは違うので、早期の見極めと治療開始、
さらに強力なステロイドによる薬物療法なので、
短期決戦型でケリをつけるのが肝要です。

薬を服用しなくてよくなるまでは、お酒は慎みましょう。

・・・これが辛い!(笑)

熱と悪寒から開放されて、ようやく夏の暑さを感じられるようになったら、
もうグッバイサマーですよ。
今年は、2~3日しか夏を感じていない!
ビールくらい飲みたいですが・・・
まだ通院が終わっていない・・・

仕事も終わっていない・・・あぁ・・・

何ぃ!?
職場じゃビアガーデンだ!?
焼肉だ!?

知らんがな!!(×3年目)


出社前から、帰りたい。
全日本もう帰りたい協会
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