10/8の北海道新聞より、二つほど気になる記事を見つけました。
ここは私も過去に写真を撮りに行ったことがありますが、
最近は、コスプレファンがインスタ映えだけを目当てに訪れるとか、
立入禁止の場所にまで無断で侵入し、注意すると悪態を吐く
非常識カメラマンが増えて来ている為だそうです。
私もカメラマンの端くれとして肝に銘じる一方、
自分のことではなくともこう言った行為は恥ずべきことであり、
撮影禁止になってしまうのも致し方ないと思いますが、
一部の心無い人によって、身近の撮影スポットが一つ、
失われてしまったのは悲しい事実です。
(参拝に見えた方々が記念に撮影する分には問題ないそうです)
最近、観光名所で撮影NGになった場所も結構多く、
憂う内容の悲しい事例も沢山あります。
北海道での有名な観光スポットでもある美瑛・富良野も
同じ問題を抱えており、美瑛在住のプロカメラマンである
中西敏貴先生のブログとNOTEを読んでみて頂きたいです。
第一線のカメラマンが、写すことと守ることの大切さ、
そしてそのために地域に根ざした啓蒙活動をしており、
私のような初心者に毛の生えたアマチュアカメラマンは、
中西先生の志の高さにビビってしまい、
美瑛に足を向けて寝られません。(本当)
- 北海製罐小樽第3倉庫、年度内にも解体
北海製罐小樽第3倉庫。
歴史的建造物として、長年小樽運河沿いにあるこの倉庫も、
コロナの影響で、この倉庫を所有している北海製罐も
遊休施設の保有が困難となり、売却を検討するも、
市の条例で敷地が工場用に限定されてしまい、
商業用地として使えないことから、解体を予定しているそうです。
「仮面ライダー」の「ショッカー」の秘密基地として、
実際に撮影に使われた建物で有名でもありますが、
これでまた、小樽の観光名物が一つ減ってしまいます。
コロナの影響が、ここでも・・・
- 百年記念塔も解体
北海道百年記念塔は、北海道開道百年を記念し、昭和43年に着工、
昭和45年に竣工し、私よりも4歳年上で、今年で半世紀。
鉄部品の落下等、近年老朽化が目立ち、現在は立入禁止になっています。
存廃を検討するも、今後50年での補修や維持費の見積額が莫大で、
解体・除却が一番安全且つ、手間もお金も少なくて済むことから、
昨年2月、解体が決定されました。
現在はまだ間近で見られますが、藻岩山や市内中心部からも
遠くに見えるモニュメント的なこの建造物もまた、
近々姿を消す運命にあります。
解体される前に、娘に見せておいてあげたいなと思い、
カミさんも巻き込んで、皆で行って来ました、野幌森林公園。
何もかも無くなってしまう前に。
幼き日の思い出として。
写真とは、時と空間を切り取る魔法です。