自宅マンション向かいの八重桜、通称「八重さん」は
今年も見事な花を咲かせ、また娘と記念撮影。
今年も見事な花を咲かせ、また娘と記念撮影。
そして桜散る、この季節。
先日、春の別れと共に、一人の俳優が生涯の幕を閉じました。
先日、春の別れと共に、一人の俳優が生涯の幕を閉じました。
田村正和氏。
・・・実は私、この方の芝居が余り好きではありませんで。
普段から、日本の映画やドラマは殆ど観ないので、
名前こそ存じていたものの、この方の芝居自体、
あの「古畑某」の頃まで知りませんでした。
名前こそ存じていたものの、この方の芝居自体、
あの「古畑某」の頃まで知りませんでした。
ドラマを観ていた方ならご存じと思いますが、
あの
あの
「んふぅふぅふぅ~、ん~・・・」
と、一歩間違えれば、青くて丸い猫型ロボットのセリフのような、
人を半分小馬鹿にした芝居がどうにも好きになれませんで。(苦笑)
人を半分小馬鹿にした芝居がどうにも好きになれませんで。(苦笑)
なので、
「田村正和」=「人をバカにした芝居の役者」
と言う先入観がありました。(失礼!)
との言葉を、当時ネットの記事で読み、
「あぁ、この人も悩んで、芝居のあり方をずっと模索していたんだ」
「あの芝居(古畑)が当然と思っていたワケじゃなかったんだ」
「そう言えば、何かのCMの時も、ちょっとドギマギする表情が
何だか妙に自然だったなぁ・・・」
何だか妙に自然だったなぁ・・・」
と気づいて以来、自分が一方的に嫌っていたことを申し訳なく思うと共に、
俄然応援したくなりました。
俄然応援したくなりました。
それから12年。
もう、この方の芝居は観られません。
もう、この方の芝居は観られません。
そう思うと、何だか少々寂しい気持ちになりました。
晩年は、
「今まで色々なことをやらせてもらえたし」
と、第一線から退いて、静かに暮らしていたとも聞きました。
「引き際は美しく」
とは、こう言うことなんでしょうね。
俳優の生き様の片鱗を見た気がします。
改めて、田村正和氏のご冥福をお祈り致します。