暑い!
暑いね~!
しかしまぁ、いつの間に夏になったのだ!
私の頭は、まだ4月。
決算直後から進歩していない、年中以下省略男の
ちょちょ山でございます。
・・・な~んて書こうと思ったら。
今月に入って、実家に帰省と盆休みが終わって、仕事再び。
娘も初めての夏休みが終わって、学校が始まりました。
これで、私の夏は終わりを告げます。
グッバイサマー。
セミの鳴き声が、いつの間にかコオロギに代わってるし、
空気ももう、秋の匂いです。
早いよ!
夏を謳歌する前に、もう終わっちまうよ!
お酒ももう、秋の銘柄ばっかりになってるじゃないの!
ビールもどきしか飲めないけどさ!
あぁ、プロレタリア。
で、夏の残り香の小話を一つ。
娘と近所の公園に行った時の話。
娘が鉄棒の傍に走って行くと、
「虫が死んでる~」
見てみると、大きなセミ。
空を掴むように足を天に向け、ひっくり返っておりました。
死んだセミの亡骸を、ローアングルでドラマチックに撮って
「完」
とタイトルを付けた誰かの写真を思い出しましたが、それ以前に
「このセミ、本当に死んどるんかいな?」
と、ちょっとツンツンしてみると、逆さまのまま
わきわきと6本の足が動き始めました。
「おぉ、まだ生きとるやん!」
ひっくり返ったままだったので、コロンと起こしてやると、
すぐ傍の鉄棒の支柱によじよじと登り始めました。
しかしそこは、ペンキを塗った鉄の柱。
カギ爪が引っかからず、足がぴこぴこと空しく滑って登れないのです。
少し動きが緩慢で鳴きもせず、且つ逃げたがらない所を見ると、
このセミの命もあと僅か。
せめて残りの命、生きたいように生かせてあげましょうと
ちょっとだけ捕まえて、近くの樹まで連れて行ってあげました。
すると、慣れた樹の幹にしっかりと足をかけ、
少し遅いながらも、ずんずんと力強く登って行きました。
しばらくすると、見えないくらいに高いところまで
登って行ってしまいましたが、これでまぁ、あのセミも
夏の終わりを謳歌できることでしょう。
繰り返すようですが。
夏を謳歌していないのは、
私の方だわよ!
悔しいので、夏の写真をしこたま貼っ付けとこ・・・