携帯電話が普及して、もうかれこれ何年になるでしょうか。
未だに「ながら」利用をしている人が多く見受けられますね。
車を運転しながらとか。
これは危なくて仕方ありません。
死人が出てからでは遅すぎます。
食事しながらとか。
アベックが席について一時間以上、一言も言葉を交わさずに、
ひたすら携帯をいじり続けている光景を目にした、なんて話も聞きます。
これが、お互いにメールやSNSで「会話」をしていたなら、まるでギャグです。
地下鉄の携帯電源OFFエリアでも、まずもってマナーが守られている所を
見た事がありません。
皆、人の事などお構いなし、そんなのそっちのけです。
マナーの欠片すらありません。
で、最近は、何だか「スマートフォン」なる物が、携帯市場の大半を占めているとか。
使っているのは上記のような、ちっともスマートじゃない輩ばかりですが。
それはまあ、置いといて。
このスマートフォン。
巷じゃ「スマホ」とか言っているようですが。
一見すると、単なる「板」。
私は「板携帯」と呼んでいます。
その「板」をツンツンしながら、この足場の悪い雪道を、
ロクに正面を見ずにフラフラと歩いているのですよ。
ぶつかりそうになって来る人も良くいます。
危なくって、仕方がありません。
で、知り合いが実際に遭遇した話ですが。
東京でも雪が降り、薄ら積もって交通がマヒしていた時の事。
「ながら歩き」をしていた若い兄さんは、雪で滑って颯爽とひっくりこけ、
彼の遥か後方に「板」が空を舞ったそうで。
うん、フライング・ボード。(笑)
彼の「板」は、その後無事だったのでしょうか？
次いで、私も先日目にしましたが。
北海道の冬道は、この時期は雪が溶けたり凍ったりでシャーベット状態になり、
朝方は非常に足場が悪く、蹴躓いたりします。
そんな中。
信号が青になった交差点で、とある女性がその悪い足場に蹴躓き、
手にしていた「板」をポロリと落としてしまいました。
その「板」は、ザラメ状に凍った路面の上を、
ざりざりざりざり･･･
と、表面に着けていたデコレーションを削り落としながら、
傷だらけになって滑って行きました。
人に迷惑をかけるだけでなく、「板携帯」も壊れたり傷だらけになったりして。
自分も残念な気持ちになる事が多いでしょうに。
マナーを守らない代償ですね。
傷だらけの「板携帯」に口があれば、こう言いたいでしょう。
「こんな私に、誰がした！」
