先日、事務所の女史から、
「何だかパソコンの動作が異常に遅いんですけど・・・」
見てみると、確かに反応が異様に重く、初期画面からプログラムが動き始めるまで
異常に時間がかかっているんです。
その間、マウスポインタもずっと砂時計状態。
で、本体のアクセスランプを見てみると、一定周期で点いたり消えたり。
・・・む、こりゃあ、ハードディスクがイカレかかっている前兆か?
同時期に導入された、普段私が仕事で使っているパソコンのハードディスクの診断をしてみても、
せいぜい使用期間は3年半くらい。
大して老朽化しているわけではなさそうなのですが・・・
ただ、一定感覚でアクセスランプが点滅していると言うことは、
データ又はプログラムがあるプラッタ(記憶箱の円盤)の指定セクタ(記録領域)に
上手く読み込みに行けず、何度もリトライしている証拠でしょう。
そこで私は、そのハードディスクを取り出し、ドライブ丸ごとの完全クローンを取りまして、
手持ちで残してあった、中古のハードディスクに一切を流し込みました。
MBR(マスターブートレコード)も含めてのクローンなので、容量の違いはあれど、
別のハードディスクへは移植は理論上、これで大丈夫なハズ。
作業も無事完了して、さて起動・・・
結論から言って、正常に動きました。
該当PCを使っていた女史には、
「ちょっと古いパーツを使っていますから、前より若干、反応速度が遅いかも知れません。
そこは勘弁して下さい。」
結局彼女は、その反応の悪さを余り気にすることなく、普通に使っております。
・・・良かった~、予備のハードディスクを残しておいて。(本体は廃棄済み)
問題のあったハードディスクは、あとでじっくり調べてみると、
私の予想通り、不良セクタがぽろぽろ見つかりました。
残念ながらこのハードディスクは、もう使用に耐えられません。
移植作業で何とか全ての情報を読み込めたのは、不幸中の幸いでした。
ここからは愚痴になりますが。
今回のようなパソコンのトラブルに遭遇した場合、
会社で保守契約をしていた、どこぞのシステム屋に頼んだら、
自分のやりたいようにしか仕事をせず、
今困っているのに、「何日後にお邪魔します」、
挙句の果てに、「全部購入時の状態に戻すしかありませんが、良いですか?」、
そして最後に「保守料頂きます」。
こう言うことを平気で言ってきます。
困っている相手を散々待たせた上に、PCをまっさらな使えない状態にして
金だけとる所が、いかにも業者らしいです。
そんな、お金も時間もかけて、全く使えない状態にされるのであれば、
「現行のこの環境で、何とか使える状況に戻せないか。」
それを私、自力でやりました。
ここ半年で3回。
システム屋に頼ることなく、金もかけず。
時間と手間はかかりましたが。
・・・ま、早い話。
システム屋の範疇を、私がやっているのです。
だって、やらないと仕事になりませんから。
システム屋も商売ですから、お金がかかるのは判りますが、
時間的なことも含めて、全て自分のペースでやられると、こちらも困ります。
こちらはリアルタイムでしている仕事が止まってしまっている訳ですから。
どこのシステム屋とは書きませんが。
えぇ、書きませんが。
自分の気分次第で仕事をするシステム屋には、もう頼めませんし、頼る気にもなりません。
ただ、その一方で、「頼めば何とかしてくれる」と、
社内で私を便利屋のように考えられるのも困るのです。
私も仕事になりませんから。
システム屋よ。
金にならない仕事はイヤだと、露骨に嫌がるその前に。
ちゃんと金払うから、自分が納めた機械のアフターフォローくらい、
早々に何とかせぃや。
てめぇが過去に無理矢理押し売りしやがったシステム一式なんだからよ。
そのシステム屋に、私が今までやった復旧作業の数々を請求したいくらいです。
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