あぁ、徒然なるままに

私の趣味や日々の出来事についてを、自分の独断と偏見による、やや倒錯した文章で徒然なるままに書き記すブログです。

冬のさっぽろ節電大キャンペーン

地下鉄の車内広告にこんなモノがありまして。
まぁ、見てみてくださいな。

冬のさっぽろ節電大キャンペーン


これに私は、ちょいとモノ申したいです。

3.11からこの方、原発の絡みも含めて通年電力不足。
増してやこの冬、結構洒落にならない雪と寒さも続いておりまして。
本当に電力が必要な時に供給されないトラブル発生を避ける為、
節電の協力要請を兼ねた広告と言うのは解ります。


しかし。
しかしですね。
何か心に引っかかります。


抽選とは言え、節電を「モノ」で釣るのはどうかと。
確かに、目に見えて手にする事が出来る「モノ」であれば、
チャレンジする気力も沸きやすいでしょう。

でも、前年比で15%の電力削減ですよ。

ここでも私は、もう一つ心に引っかかります。


前年比で15%の削減をチャレンジ宣言すると言う事は、
宣言した人は、今まで節電の意識が低かったって訳でしょう?

じゃあ、常日頃から節電を意識して、ずっと電気代を抑えていた人は
どうするんでしょうか?
「これ以上節電できない」と、キャンペーンに参加出来ませんよね。


端的に言ってしまえば。

今まで電気をムダ使いしていた人が節電したらモノくれて、
今までずっと節電していた人には何もくれないって事です。

電気をムダ使いしていた人と、ずっと節電していた人を比べたら、
明らかに後者の方が、電力会社にも社会にも、家計にも貢献しているでしょう?


傍から見れば。
常に節電していた人よりも、電気代に無頓着だった人の方が偉く、
得をするってキャンペーンですよね。
明らかにふざけてます。


常に節電を心がけている人は、これ以上の電力削減は出来ません。
その時点でキャンペーンの対象外って、どう言う訳でしょう?
常に節電している人は、ムダ遣いしている人よりも本当は偉い訳ですから、
キャンペーンよりも何か良い待遇が無ければ、釣り合わないと思うのですが。


早い話、
「節電の意識が芽生えそうな人」だけをモノで釣ってホイホイ持ち上げ、
「これ以上の節電ができないくらいに普段から頑張ってる人」と、
「ハナっから節電の意識が無い人」を一括りにしている訳です。
もう一度言います。
明らかにふざけてますよね。


甘やかすだけ、バラ撒くだけのキャンペーンなら、頭の悪い政治屋どもが
税金をバラ撒くなんて事を既にやっています。
今回の節電キャンペーンが 、そんな愚策と何ら変わりないように見えるのは
私だけでしょうか?


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