あぁ、徒然なるままに

私の趣味や日々の出来事についてを、自分の独断と偏見による、やや倒錯した文章で徒然なるままに書き記すブログです。

「唐辛子」の表紙

「唐辛子」と言っても何のこっちゃと思うでしょうが。
ちょっと、いえ、かなり気になったんで、書かせて頂きます。

全国で無料配布されている、リクルート無料情報誌「HOTPEPPER」
この今月号の表紙をご覧になりましたか?


カミさんが買い物に行ったついでに見つけて、一冊もらって来たのですが。

「ちょっとこの表紙を見てみて。」
「・・・これ誰?」
「あ、この人がそうなんだ。俺、芸能人に疎くってさ。」
「いや、見る所、そこじゃないから。」

・・・どうやら、根底から論点が違っていたようです。(笑)


それはそれとして。
表紙が浜崎あゆみ嬢だと言うことではなく、どこか先月と違うと
カミさんが先に気が付きまして。

「・・・ん?」

良く見ると、写真が妙にザラついているのです。
表紙の紙質とかではありません。
カミさんが一緒に出して来た先月号と比べて、明らかにノイズが載っています。

「何じゃこりゃあ。」

中にも、浜崎あゆみ嬢のインタビューとか写真とかが載っていましたが、
それもどうもノイズ感が否めません。

ここからは、私の推測ですが。

今月はセットなのかスタジオなのか判りませんが、
先月までの単一色のバックでスタジオ撮影したものと明らかに違いました。


第一に、光源。

普通、スタジオ撮影で人を撮る時には、キレイに撮る為にISO感度は極力抑えます。
その低感度から来るブレ等を抑える為と光料不足を補い、且つ変な影が出ないように、
少なくとも2方向からアンブレラを使ってストロボを焚くハズです。

それが、今回はバックも入れて室内感を出そうとしたのか、
浜崎あゆみ嬢の着ていたドレスが白飛びするのを嫌ったのかは判りませんが、
ストロボを使った痕跡は全く見られません。
雰囲気重視で、横から入る窓からの光だけを使ったように思えます。

・・・これでは光量不足です。
前にも書きましたが、人の目では明るく見えても、室内は意外と暗いんですよ。

ま、雰囲気重視にするのなら、その判断は解らなくも無いのですが。


第二に、カメラはプロ仕様かどうか。

光量が足りないからとISO感度を上げても、昨今、ここまでノイズが載るでしょうか?
プロが使うフルサイズ機なら、感度を上げたとしても、ここまでノイズは載らないくらいに
常用感度は上がっています。

こんなにノイズが載るのは、数年前のエントリー機ですよ。
私の使っているニコンD5000とか。
最大感度で3200ですが、1600辺りから如実にノイズが載りまくります。
むしろ最近出ているエントリー機、D3300の方が、ノイズが載らないように
画像処理エンジンは改良されているハズです。

髪の毛も鮮明ではありませんでしたし、今回の表紙は、
到底プロ仕様のカメラで撮られたものとは思えません。


第三に、ノイズの後処理をしていないこと。

千歩譲って、先の二つのような状況だったとしましょう。
しかし、最近ではフォトショップを使えばノイズの低減処理が可能です。
・・・人物が被写体の時に余りやり過ぎると、マネキンみたいになってしまいますが。
それはさて置いても、このノイズの載り方と言ったら・・・
「ソフトで修正」と言うことを、ちっとも考えていないとしか思えないクオリティでした。


それらを踏まえ、憤った私は言ってしまいました。

「いくら何でもこれじゃあ、浜崎あゆみ嬢が可哀想だろ!」
「どう見たって『土門拳の昭和』じゃねぇか!」

・・・いえ、土門拳氏の写真が悪いと言う訳ではありませんよ。(笑)
私も写真展は観に行きましたし、大いに影響されたクチですから。

今回はそう言うことではなく、
「フィルムしか無かった時代の写真」の粒状感が、
そのまんまだったと言うことです。
まるでトライXで撮った、昔の新聞や雑誌のスッパ抜き写真のように。

最近であればデジタルでも、「敢えてレトロ感を出す為に高感度で粒状感を出す」とか、
「ソフトで粒状間を付加する」とか出来ますが。

でも、人物を被写体に、そんなことをする意味があるでしょうか?
「わざと肌荒れしているように見せる」とか?
ありえません。


素人に毛の生えた程度とは言え、私も写真を志す者の端くれ。

「プロの人達はどうやって撮っているのかな?」

と言う視点で、常に「撮影の裏事情」を探って勉強する意味合いで見ているのですが・・・

言い切ってしまいます。
光、機材、後処理。
今月の表紙はどれを取っても、とてもプロの仕事とは思えません。


「HOTPEPPER」誌自体は、飲食店やサロン、エステ等をメインにしている情報誌ですから、
中の情報だけを必要としている人達には、表紙は関係ないのでしょうけれど。
それにしても・・・

人物を、特に女性を撮るのなら、出来る限り綺麗に撮ってあげましょうよ。

ちょっと自慢っぽくなってしまいますが。
札幌モーターショー2014より一枚。
イメージ 1

使用機材:NIKON D5000
TAMRON 18-270mm F3.5-6.3 Di ⅡVC

ISO感度:2500
焦点距離:270mm (APS-Cなので405mm相当)
F値:6.3
Photoshop Lightroom 5.3 にて露出調整・コントラスト調整・ノイズ低減処理


エントリー機と安いレンズで、特段良い機材を使っている訳ではありませんが、

私にだって、この位は撮れますよ~だ♪


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