あぁ、徒然なるままに

私の趣味や日々の出来事についてを、自分の独断と偏見による、やや倒錯した文章で徒然なるままに書き記すブログです。

会計ソフト

土曜出勤、ブログの日。(コラコラ)


日常業務+会社の決算で、色々と忙殺されておりますが、
意味無くダラダラとサービス残業しても時間が勿体無いので、
最近は早目に帰ってます。


その決算なのですが・・・


事務所の経理に、○KCのソフトを使っておりまして。
法改正にも迅速に対応し、計算プログラムとしては非常に優秀です。
・・・単純に「計算プログラム」としては、ですけど。


・・・しかし、これがまぁ、異常に使い辛くて。


仕訳の入力の度に、カーソルが画面上をあちこち飛んで歩き、
選択項目のサブメニューはポンポン開き、必須項目ではコードを
入力しない事には、絶対に先には進めません。
コードと意味は丸暗記しておかにゃならず、こんな時だけ選択メニューが
自動で開く事はなく、いちいち目視で判断・選択しなきゃなりません。
仕訳辞書の検索をかけても絞込みが甘く、結局は大量にある項目を
目視で一つずつ探すんです。
その間に仕訳のパターンを書いたメモを見て手入力した方が早いです。


得意先コードの検索だって、カナ2文字にしか対応しておらず、
例えば「北海○○㈱」「北海道○○㈱」とかの社名は沢山あるので、
検索抽出をかけても一覧にページを跨いでズラッと並び、結局は目視で検索。
検索の意味が全くありません。


どこぞのシューティングゲームアドベンチャーゲームを、
足して引かずに因数分解したような感じと思って下さい。
カーソルを追いかけるだけで目が疲れ、選択項目を判断するだけで頭が疲れ、
連続入力には絶対に不向きで、頭がボケている時に大量の仕訳がある場合には、
ハッキリ言って、殺意が芽生えます。


一連のまとまった仕訳も勘定科目毎にばら撒かれ、
「何故こう言う処理をしたか」を把握し直すのに一苦労。
過去の仕訳は直接訂正出来ないので、過去の間違いを正解と思い込み、
同じ間違いをしてしまう事も度々。
その間違いを訂正する為に修正仕訳を入れ、何ヶ月ものブランクを経て
間違い・正解の仕訳を探し出し、かき集め、どう修正したかを考え直す・・・
仕訳辞書の検索機能も腐っている為に、一連の仕訳作業を仕訳辞書に
登録する気にもなれません。


インストールも設定も使用も、絶対に一人では完結出来ません。
インストール後「さぁ使おう。」 ← 出来るものならやって見ろ。


ソフトの動きは十重二十重、設定はがんじがらめ。
設定の変更も簡単にはままならず、迷路のような道程を経て、その方法を発見出来なければ
金を取られます。(電話有料サポート)
これがまた一画面ではまず完結出来ず、全く別の画面を開いて設定を変えます。
三件隣の家の二階の押入れに、自宅の玄関の鍵を開けるボタンがあるようなモンです。


検索しても、知りたい情報がすぐに出ない、名前ばかりの「虎の巻」。←(ヘルプ機能)
その中身も、システムの基本を知っている事を前提に書かれた内容なので、
実にジャーゴニズムに溢れています。


プログラムの「最適化」と言う単語は存在しません。
ただひたすらマンモス化して行くだけです。
その為に非常にマシンスペックを要求され、その上SQLを用いている関係上、
他のソフトとの協調性に欠けるので、専用機が必要になりかねません。
コストパフォーマンスは最悪。


バグフィックスも頻繁にやってます。
これは新税法に対応する為に機能を追加するので、仕方の無い事なのですが。
しかし、バグが見つかる前にCD化して各関与先にインストールするのですから、
言ってしまえば、ユーザーを使った「公開βテスト」。
入れて、バグって、動かない。「あぁ、入れなきゃ良かった。」
「後悔βテスト」のような気もしますが。(笑)


入力後のチェック機能も欠落しています。
画面を見ながら、再度電卓を叩く必要があります。
更に必要な情報だけに絞る事が出来ない残高一覧。

例えば、前月残高・今月の貸方、借方の動き、今月の残高が表示されているとして、
先月も今月も何も動き無し、残高ゼロの科目や得意先を表示したくない場合。
エクセルでC2~F2のセルに、それぞれの数字が入っていると想定してみます。

=IF(COUNTIF(C2:F2,0)=4,"×","○")

エクセルでこの式でフラグを立て、全行にコピーしてから×にフィルタをかけると、
ある勘定科目では、5ページが2ページまで減り、用紙の節約にもなります。
○KCはこれすらもせずに、無駄なゼロの羅列があって、非常に見辛いのです。
ゼロサプレスも出来ないとは、エクセルのたった一行の計算式よりも劣るんですね。


ハッキリ言って、使い勝手は千の次、万の次です。
いくら使っても、使い慣れません。
そりゃそうです。
元々の開発コンセプトが「流行のソフトのようなものだけは作らない」ですから。
ソフトが流行るのは、使い勝手も含めてインターフェースが秀逸だからでしょ。
わざわざ使い辛いソフトを作って、税理士事務所経由で押し売りしてどうするんです?


「使いやすさ」「解りやすさ」と言う言葉を、遥か白亜紀に置き去りにしたようなシステム。
昔の職場の先輩が言っていました。
「置き去り以前に、最初からそんなものないよ。(笑)」
想定されたパターンから少しでも逸脱した顧客には絶対お勧めできません。
○KCの定めた、膨大且つ選択の余地が全く無い、偏ったルールに従順な人だけにしか
扱えないシステムです。


どんなに優秀なソフトでも、使い勝手が劣悪じゃ、話になりません。

・・・あ、話にしているか。私が。(笑)
悪口三昧、罵詈雑言。(爆)
だあぁって、事実なんだもおおぉぉぉん!

・・・さぁ、仕事仕事。