観て来ました、写真展。
著名写真家である、土門拳 氏。
私もドが付くアマチュアではありますが、写真を志す人間の端くれ。
プロの写真家の視点、作品はどんなものであろうかと、
後学の為に行って来ました。
結論から言いますと。
圧倒されます。
晩年の作品以外はほとんどがモノクロですが、
逆にそのコントラストが訴えかけてきます。
その時代の世相や風俗のスナップ。
時代を生きた偉人達。
過去から今に遺された仏像達。
そのどれもが、圧倒的な迫力なのです。
「何故、こう撮れるんだろう」とか、そう思う以前に。
その「被写体」と「瞬間」を撮ろうとする「意気込み」が、まるで違います。
一番印象的だったのが、人形師の手元を撮った写真。
人形を操る棒を握る、タコが出来たゴツゴツした左手。
私がいつか撮ってみたいと思っていた、「職人の手元」。
頭の中で描いていたイメージが、そのままそこにありました。
ジャンルを問わず、写真に興味がある方は、是非足を運んでみて下さい。
あちこちで催されているグループ展等とは、全く趣が違う世界が見られます。
得られるものが、何かきっと一つはあるはずです。
2/2(日)までやっています。
入場料はかかりますが、その価値は充分あると思いますよ。