あぁ、徒然なるままに

私の趣味や日々の出来事についてを、自分の独断と偏見による、やや倒錯した文章で徒然なるままに書き記すブログです。

黒字決算

5月のネタです。
かなり遅くなってしまいましたが・・・
新聞記事を切り抜いて、そのままになっていました。

上田文雄 前札幌市長の負の遺産、札幌国際芸術祭。

引っ張りますね~、私。(笑)

この芸術祭の決算がようやく確定いたしまして。
記事は5月でしたけど。

結論から言って、960万円の黒字だったんだそーで。

・・・本当かね。(笑)

しょっぱなから猜疑心満々ですが。

収入が、5億5,830万円。
支出が、5億4,870万円。
で、差額の960万円が黒字だったと。

あれだけ付け焼刃で大わらわ、シッチャカメッチャカだった芸術祭が、
黒字になっていたなんて思いもしませんでした。
私はてっきり、数千万円の赤字だと思ってましたよ。
いやホント♪

まぁ、金額と規模から行けば、何とかトントンだったと。
黒字額が、総収入の1.7%しかないわけですから、
「何とか黒字にしないと!」と、合法的な数字の操作をしている感じも大いにしますが。


じゃあ、内訳を見てみましょうか。

まず収入。

札幌市からの負担金 4億3,000万円
協賛金 3,580万円
チケット・公式グッズ・書籍等販売 8,780万円

収入の77%が、市からの負担金。
いわゆる「投入された税金」です。
札幌市民の皆さん、もっと怒っていいと思います。(笑)

次に協賛金。
いわゆるスポンサーからのお金ですよね?
総収入の6.4%しかないってことは、スポンサーを募っても「何それ?」と思われて、
お金を払ってくれるところが無かった、と。
見ている市民ですら「何それ?」な内容でしたから、
簡単にスポンサーがつくとはとても思えません。

そして販売収入。
総収入の15.7%。
こんなに売れてるワケが無い。(笑)
市の職員、いわゆる身内に、無理矢理買わせたチケットの代金がここに入っているのでしょう。
ここの数字は、かなり付加されている気がします。
一番流動的で、不確定な項目ですからね。


そして、支出。

作品制作費 2億9,990万円
会場費 8,540万円
人件費 5,770万円
広告費 6,290万円


まず驚きだったのが、作品制作費。
こんなにお金かけてたの!?
途中でヤバイと思ったのか、「アーティスト増やします」なんてやってましたが、
それって、ここの経費が余計に膨らんだだけですよね?
いくらなんでも、作品制作のためにここまでお金はかけていないでしょう。
山の中で見つけた岩をただ持って来ただけで「作品」にされた事実もありますし、
海岸に打ち上げられていたゴミをただ並べただけで「作品」にされた事実もあります。
あんな得体の知れないモノたちの製作に、こんなにお金を払っていた事実が驚きです。
製作費とか言いながら、「赤字にならない程度なら大丈夫」とか言って、
誰かが自分の懐に入れているんじゃないですか?

次に会場費。
芸術の森とか、金のかかる所でやるから、こんなに経費が嵩むんですよ。
それ以前に、会場があちこちで分散開催されて、どこで何やっているのかさっぱり判らず、
有料なのか無料なのかもハッキリ謳われていませんでした。
何やってんだぃ。

次いで人件費。
「これ以上人件費をかけたら、赤字になってしまう」と焦ったんでしょうか。
ボランティアを大々的に募集していて、その陰ではこんなに人件費がかかっていたんですね。
もしかしたら、教授(坂本龍一氏)へのディレクター料が一番大きかったりして・・・
それとも、これまた誰かがピンハネしてるとか?
そうじゃないと、ボランティアを動員していてもこれだけ経費がかかるなんて、辻褄が合いません。
どう言う人たちにいくら払って、誰某がタダ働きのボランティアだったのかが知りたいところですね。
ふみおちゃん(前田文雄 前札幌市長)にも、給与としてデカい金が流れていたんじゃないですか?
何とか黒字に収まる範疇で、ふみおちゃんの給料をコントロールした可能性もありますが。
ボランティアを募るくらいなら、言いだしっぺのふみおちゃんも、
最初からボランティアにしなさいよって。

そして広告費。
私も過去に散々書きましたが。
ポスターにしても、メディア展開にしても、
何をやるのか、どんな作品があるのか、会場もどこなのか。
何もかもが全く周知されないまま見切り発車されたのが、今回の芸術祭でした。
周知出来ないアピールなんざ、広告ではありません。
中途半端で愚にもつかないことばかりを繰り返していましたから、ここの経費が嵩んだんですよ。


結果。
私の独断と偏見ですが。

赤字黒字が、こんなに上手くトントンになるワケがありません。
収入はもっと少なく、支出はもっとかかるはずです。
どこかで、何か数字を操作しているような感じが拭えません。

これをまた3年後もやるって?
頼むから止めときなさい。
税金の無駄遣いです。

「収支がトントンになれば文句無いだろう」ではなく、
最初からやらなければ、税金は投入されずに済むんです。


岩を運んで作品と言うなら。
ゴミを並べて作品と言うなら。
札幌は200万総芸術家都市になります。
市民全員が芸術家になれるんですから、わざわざお金をかけてまで
芸術祭なんぞ開催する必要は、ハナッからありません。


札幌市資料館前に鎮座している芸術祭の名残、
「ガンちゃん」こと「岩田みつを」。(←勝手に名前をつけるな)
彼の頭にも、草が生えてました。
「石の上にも三年」と言いますが、一年経たずにここまで成長していました。
イメージ 1

芸術よりも、生命力の素晴らしさを感じます。


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