あぁ、徒然なるままに

私の趣味や日々の出来事についてを、自分の独断と偏見による、やや倒錯した文章で徒然なるままに書き記すブログです。

どうも腑に落ちない

会社で取引している銀行から、いきなり電話がありまして。

「融資でセーフティネットの書類を作りたい」

とのこと。

・・・は?


融資の話は、確かに先日、銀行の融資担当者が5,500万のプランを持って現れ、

「利率は〇%です。この数字は、他行さんでは出せません!」

と豪語して去っていきましたが。

こちらとしては、

「いきなりそんなに、今借りる必要あったっけ?」
「資金繰りって、そんなに困窮していたっけ?」
「もし付き合いで借りるにしても、前に借りたのが3,500万だったから、
 今回も同額で良いんじゃないの?」

と言う事で、単純に

「前と同じ金額で、〇%の利率では出せないの?」

と、電話で銀行の融資担当者に聞いた所、

「5,500万だからこその利率で、3,500万じゃあ無理です。」

と言って来ました。


高い利息を取られるのも何なので、社長と相談したところ、

「じゃあ、もっと安い利息で『借りてくれ』と言っている他の銀行から借りる算段をしようか。」

と話を進めていたところだったんです。


ここで話は最初に戻りますが。

それをいきなり、その銀行は、

セーフティネット保証制度の認定を受ける為の書類を作るので、〇時にお邪魔して良いですか?」

・・・は?
いつの間に、そこまで話が進んでいたのだ?

別の銀行から借りる話はしてましたが、
セーフティネットで借りる話は、私は何も聞いちゃいませんぜセニョール。
しかもその融資担当者、電話口で舌打ちしやがりましたぜアミーゴ。(本当)


所用で3日ぶりに出社した社長に話を聞いてみたら、

「今初めて見たけど、こんなのが来てた。」

と、銀行の融資担当者が当初無理と言っていた利率〇%での3,500万借入のプランが。

銀行よ。
おめーらこないだ「この利率〇%じゃあ無理だ」って言っていたじゃないの。

しかもプランだってたった今見せられて、「さぁ、書類の作成を」。

何と自分勝手で、随分と一方的な。


しかも、中小企業庁セーフティネット保証制度を調べてみたら、

「経営の安定に支障を生じている中小企業の認定を受けたもの」

との記載が。

それっていわゆる「経営が危ない会社」と自己申告するってことでしょう?
何ですかそれ。

銀行は、取引先に無理矢理お金を貸し付けるために、
取引先に「危ない会社」と言うレッテルを貼りつける気なんでしょうか?
そこまでして融資実績を取り付けたいんですかね?

しかも、セーフティネットの認定を受けるためには、
「半年以内の特定の三か月間の売上実績が、前年比で5%下回っていること」
が条件の一つとなっています。

・・・今期の当社は、どの月で計算しても、そこまで落ち込むことはありません。
むしろ前年比より少しだけ上向きで好調です。


そこを何とかセーフティネットの認定を取り付けようと、銀行の融資担当者は、

「一番数字の低い3月をスタートに、5月の数字はまだ確定していない事にして書類を作りましょう。」

と、グレーゾーンの書類を作る事を提案して来ました。

・・・おいおい、もう9月も下旬ですぜ。
いくらなんでも、とうの昔に決算も終わって、数字が確定してないなんて話は通じないでしょ。

「確かにグレーゾーンの処理と思われるかも知れませんが、他の所もやっています。」
「書類の認定さえ通ってしまえば、後の監査とかは一切ありませんから。」

・・・あのねぇ。
「他所がやるからウチもやる」ではないんですが。

私もキッパリ言ってやりました。

「私も社内で、これこれこう言う理由でこう処理しちゃいけない等と言っている立場の人間ですが、
 銀行と一緒に怪しい書類を作って融資を取り付けようとしてるなんて、説得力がありません。
 社内的にも示しがつきませんよ。」

「しかも、いくら事後の監査や確認が無いからと言って、
 『実行犯はコイツだ』と言われたら、私は終わりです。
 そんな、セーフティーネットや信用保証協会に後ろめたいことをしてまで
 融資を受けたいとは、私は思いません。」


すると融資担当者は、

「それは確かに仰る通りです。全くもって正しいです。」

じゃあ何で銀行はそんな危ない橋を、取引先に無理矢理渡らせようとするんですかね。
9月は銀行の決算月ですから、実績が欲しいのも解りますが、
やり方ってモンもあるでしょうに。


「では社長様には、改めて私からご連絡させて頂きます。」

「そうして下さい。生半な私の知識では、社長に説明できる自信がありません。」

と言っておきながら、先に社長には私から話しておきました。(笑)


「先日の融資の件ですが、銀行から、
 『5月の数字が固まってない事にして、セーフティネットの審査の書類を作ろう。』
 と話がありました。」

「え~、いくらなんでもそれは。」

「はい、それで私も、
 『そんな後ろめたいことをしてまで融資を受けるのは嫌です。』
 と銀行に言ってあります。
 銀行から社長にお話が行くかと思いますが、とりあえずお伝えしておきます。」

ストレートに、事実だけ。(笑)
いくら非合法ではなくとも、後ろめたいことはしたくありません。


結果、融資の話は一旦お流れになり、月が替わってから再度仕切り直しに。
次はどんなプランを立てて来るのかは判りませんが。

今回の銀行のやり方は、どうにも腑に落ちません。
最近の銀行には、「美学」と言うものが無いのでしょうか・・・


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