気が付けば、文月も終わり。
まだ陽射しは強いですが、日が落ちてからの夜風は冷たく、
風の中にも、秋の匂いがするようになって来ました。
･･･早いよ！(←毎回言ってますが)
ついこの間、決算明けたと思ったら、もうお盆かいっ！？
ボロボロになりながら仕事して、
「決算明けにまとまった休みを取らないと死ぬる」
なんて言っていたのに、結局そのまま突っ走って、
夏もいつの間にか翼をたたんでしまうじゃないの。
（↑解る人だけ笑ってください）
さて。
毎回の愚痴はさておき、本題ですが。
「札幌国際芸術祭」、いや、
「札幌国際ガラクタ祭2017 ～星座になれなかったゴミたちのために～」
･･･勝手にタイトルを書き換えております。（笑）
毎回、内容について辛らつなことを書いている私ではございますが、
今回、ある意味本当に心配しております。
･･･だって、殆どアナウンスがなされていないんですもん。
展示されるガラクタ（＝作品）が出来上がってないってことですか？
ギリギリまで「情報の発信の仕方を考える」なんて
公開会議みたいなこともやっていたようですが、
もう来週ですぜ！
仕事で札幌市役所に赴いたときに、壁にポスターが「申し訳なさそうに」
展示ボードの下の方に貼られていたのは目にしましたが、
役所以外の公共の場（地下鉄等）では、一切お目にかかっておりません。
むしろ、札幌商工会議所付属専門学校の学園祭「CA FES」の
少々「アニメチック」なイラストの開催ポスターの方が目を惹きました。
市が主催で税金を投入して開催する札幌国際ガラクタ祭は、
専門学校の学園祭以下の知名度です。
どうするつもりでしょう。
チケットは売れているのでしょうか。
銀行の窓口で、待ち時間の間に読む新聞ですら、
何も記事としては書かれていません。
マスコミすらも興味を持っていないのがモロバレです。
完全な独り相撲、秘密結社の黒ミサ並みのイベントで、
SIAF事務局は集客がとれると思っているのでしょうか。
観る側で何より大変なのは、ガラクタやゴミと芸術作品をどう見分けるのか。
ただ並べるだけじゃあ、作品とは呼べませんよ。
くどいようですが、観る人々の共感を得られるような作品に「昇華」させないことには、
誰も振り向きやしませんて。
主催側としては、芸術に対しての敷居を下げているつもりなんでしょうが、
どうも明後日の方角に全力疾走しているように見えてなりません。
明日はどっちだ！
ンで、多分、今日明日に発行される「広報さっぽろ」の最新号にも載るかと思いますが、
私の予想では、まぁ、特集組んでもせいぜい見開きで2ページ、
何がどう楽しいのかも抽象的で、あとは自称「アーティスト」のやりたい放題かと。
「何がどう楽しいか」の根拠は、新沼謙治の放ったリョコウバトと一緒に
遠く地平線の彼方へ･･･
スタッフですら解説できない芸術祭って、何でしょうか。
交通規則に則って取り締まりの出来ない警察官のようなものですよね。
繰り返して言いますが、市民全員が全員、
現代芸術に造詣があるわけじゃあないんです。
そこを理解せずに税金をかけて現代芸術を陳列して一方的に押し付けたって、
難解な自称「作品」に、知識の無い側は観ることを拒否するでしょう。
ある心理士の言葉ですが、
「芸術には難解なものもありますが、
難解なもの全てが、芸術性が高いわけではありません。」
↑
これを観て、全問正解なら話は別でしょうけど、
私には無理です。無関係です。
ま、例え始まったとしても、ワケの判らない自称「芸術作品」より、
大抵の人は、大通ビアガーデンでの飲食の方が楽しいに決まっています。
この暑さじゃあ、ゴミを観るより、まずビールを飲みたいでしょ。
タイミングが悪すぎます。
･･･次回はあるのか？全く進歩していないSIAFよ。
ボランティアが市電ジャックして学芸会をする以前に、
ちゃんと客を運びなさいよ！
本末転倒なことをやるより、もう少し内容の通知、やる内容の吟味、
どのような人々を観客として開拓をするかを考えなさい。
一部の現代芸術家が、更にごく一部の現代芸術評論家だけを相手にするために
億単位の税金をかけて開催しているのが、前回･今回の愚祭です。
芸術と称するのなら、市民ぎゃらりーとかでやれば良いのに。
お金を払ってでも観たい人だけが来る上、大体の経費の上限も見当がつくし、
予算が限られているなら、あちこちでやたらめったらポロポロとウサギのフンみたいに
節操無くイベントをバラけさせないで、経費を浮かせることも出来るでしょうに。
ろくに考えもしないで、皮算用で見切り発車したりするから、
親のスネかじって遊び歩いている暴走族のドラ息子みたいに、
無計画･無鉄砲と尻拭いで、ただ金ばっかりがかかる･･･
学ぶという言葉を知らない、SIAFと札幌市。
近々、新聞でどう叩かれるかが見ものです♪
･･･新聞で叩かれなくても、私が叩きます。
新聞で、物理的に。（笑）
すぱぁん！
