あぁ、徒然なるままに

私の趣味や日々の出来事についてを、自分の独断と偏見による、やや倒錯した文章で徒然なるままに書き記すブログです。

8月の青空

あぁ、世の中は何て、色彩に溢れているんだ・・・


気が付けば、もう8月。
皆様、お元気でしょうか。
つい先程退院してきました、ちょちょ山でございます。


約束どおり、戻って参った。
・・・何の約束もしてないの。
(沢 竜二かっ!)

ここから長文につき、ご容赦を。


え゛~、文字通り、私は死んでおりました。

先月の中旬から体調が崩れ始め、
20日辺りから体温が急上昇、病院の薬で解熱するも再び発熱、
汗かいて熱放出、また寒気に襲われ、夕方から徐々に体温上昇。

そんな隙間を縫って仕事をしておりましたが、とうとうダウン。

タチの悪いカゼかと思っていたのですが、まるでカラータイマーのように
ピーコンピーコンと熱が乱高下を繰り返し、布団の中で震えること7日間。

「どうもこれはおかしい」

と、再び病院に行ったところ、

「紹介状書いてあげるから、真っ直ぐ大きい病院に行きなさい」

と、急遽入院。

「壊死性リンパ節炎(菊池病)」

と診断されました。

病院のベッドの中で、相変わらずセコムのようにピーコンピーコンと
熱は乱高下を繰り返しますから、これがもう、苦しくて仕方が無い。
毎日が40℃のK点越えですから。

主治医の先生に頼んで、

「熱冷まし処方してもらえませんか?」
「まぁ、時間さえ空ければ、使いすぎってことはないから、言って下さい。」

んなモンで、一度熱は下がったものの、またワナワナと寒気に襲われ、
熱も38℃台に突入、看護士さんにお願いして、

「スイマセン、熱冷まし下さい・・・」
「熱が上がりきったら呼んで下さいね~。」

それからまた震えに震え、えに耐え、K点越えどころか、
40.4℃のバッケンレコードを更新してから、

「スイマセン、熱冷まし下さい・・・」
「寒気がなくなったら呼んで下さいね~。」

寒気が判らなくなるくらいに熱が上がりまくり、
トイレと水補充かてがて、ナースステーションの窓を力なく開け、

「スイマセン、熱冷まし下さい・・・」
「ナースコールで呼んで下さい。」
「・・・水、持って来ます・・・」

看護士さんの言葉にはもう耳を貸さず、ユラユラ、ヨタヨタ、フラフラと、
デイルームに冷水を取りに行き、病室に戻る道すがら、
心配した看護士さんが、

「大丈夫ですか!?」
「大丈夫じゃありません」

もう、目も虚ろに空を漂わせながら、

「先生に聞いたら、熱冷ましを処方してもらえるって聞いたんですが。
 それで看護士さんに処方をお願いしたら、2回言われましたよ。
 『熱が上がりきったら呼んで下さい』
 『寒気が無くなったら呼んで下さい』
 仰るとおりにこの夏真っ只中、ベッドで布団に包まり、寒気に震えに震え、
 熱に耐えに耐えて、やっとお願いしたら
 『ナースコールで呼んで下さい』と言われました。
 これから病室に戻ってナースコールで呼びます。
 これでようやく、
 熱冷ましを処方して頂けますかああぁぁ・・・?
 (力なく怨み節全開)

この話にカミさんも激怒。
病院に直接電話をかけて、「一体どういうことだ」と。


その後ようやく熱が(一時的に)下がった私と、
カミさんから話を聞いた看護士とで面談。
部分、端折りますが、

「今一度申し訳ございませんが、お話の詳細をお聞かせくださいますか?」

「かくかくしかじか、先程お話したとおりです。
 それ以前に、7日間も同一症状でずっと苦しんだ上での入院なんです。
 前の病院の紹介状に書かれていませんか?
 カルテに書かれていませんか?
 それを、

 『もっと苦しめ、まだ耐えなきゃ薬あげないよ』

 って言わんばっかりのこの対応じゃあ、
 私、何のために入院したんでしょう?
 治療開始までの緩和措置すらしてくれないんですか?
 そもそも、治療はしてくれるんですか?
 正直、もうこれ以上、このしんどさには耐えられません。
 治療を開始して下さい。」

「・・・大変、申し訳ございませんでした。」

「よろしくお願いします。」


そして翌朝、またも40℃のK点越えの後、
ようやく主治医から投薬治療開始のGoサインが。

カミさんが病院に吼えてくれたおかげで、
一日早く治療を開始してくれました。
カミさんに感謝


さて、初のステロイド剤の処方。
これが効く!
半日程で平熱、あとはずっと退院まで平熱続き。
もっと早く処方しなさいよ!
まぁ、ステロイドは副作用も大きいですから、様子見ってのもあったのは
重々承知してるんですがね。
薬で肝臓も患ったことがあるので、
病院側も慎重にならざるを得なかったのでしょう。


まぁ、薬で病状は快方に向かいましたが、
病院と言う「非日常」の場所は、ネタに事欠きません。(笑)


点滴用の管を腕に刺す際、実際に針を刺してくれたのは
医学実習生の女の子でした。
何から手を付けていいのか、おどおどしながら
明らかに時間稼ぎの挙動が見え見えでしたが、
そこはまぁ、何事も実践ですし、お付き合いしましょうと、
ゆるく構えて急かさずに、プレッシャーも与えずに
「さぁ、どうぞ」状態で待ち構えておりました。

まぁ、針はチクッとしましたが、特段痛みを引きずることもなく、
無事終了・・・と思いきや、どうやら彼女は
採血を兼ねながらの作業は初めてだったらしく、
試験管に溜まった血がボタボタとこぼれ、テーブルの上はスプラッタ状態。

・・・ゆる~い目で見てましたよ、私。えぇ、ホント。
繰り返しますが、まぁ、何事も実践ですし。

で、彼女が四苦八苦して着けてくれた点滴の管は、
結局最後まで使われませんでした。
私が食事を取れないレベルを想定して、先に取り付けたようなのですが、
結局ここの管のノズルを高圧対応のものに付け替え、
CTスキャンの造影剤を注入するときにしか使いませんでした。

・・・なんじゃい。



医学研修生と言えば。

明らかにこう、中東っぽい風貌の実習生もいました。(女性)
名前は失念してしまいましたが、仮に、

「ゴンザレス=スカルノ

とでもしておきましょうか。
・・・女性に「ゴンザレス」はないか。まぁ、いいや。(笑)

実はこのゴンザレス、只者じゃなくてですね。

「ちょっと失礼します。」

主治医が私の首のリンパ節を触診する際、
ゴンザレスにも触らせてみたのですが、
彼女の指の動きが素早く、全ての指先を使って、
軽くパパパパパパパッと、首を撫でて行くんです。
しかも主治医が気付かなかった、鎖骨近くのリンパ節の腫れも見つけました。

た、只者ではない!

しかもその数時間後、廊下ですれ違ったときにも、
他の先生方と、非常に流暢な日本語で会話しながら歩いていました。

・・・やはりゴンザレス、只者ではない!

それだけ真剣に、日本の医療現場に勉強に来ているってことですよね。

日本の学生よ、世界の学生は本気だぞ!
引きこもっている場合ではないぞ!
人のこと言えんけど!(をゐこら)


私のステロイド剤も量が減り、後は通院、様子見となりました。
で、先程退院してきたのですが、ここで話は最初に戻ります。

無味乾燥の白い壁から解き放たれ、病院から外に出たときの8月の青空。
あぁ、世の中は何て、色彩に溢れているんだ・・・
イメージ 1

来週頭から職場復帰・・・ですが、昨日は病院で夜9時半まで、
つい先程も2時間くらい、自宅からリモートで職場のパソコンに繋げて
月末〆の仕事をしてました。

・・・こう言うことするから、体調壊すんだよな、私・・・

まぁ、ぬるぬると再開して行きますよ。

改めて皆様、よろしくお願い致します~♪

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