一雨振れば、先日の熱気は一体どこへやら。
寒さに震えておるちょちょ山でございます。
皆様いかがおすごしでしょうか、風邪など召されていませんか?
寒いのは、私のギャグだけにしておいてください。(自爆)
以前、「楽」と「学」について書きましたが、
今回は、カメラネタも交えてお送り致します。
・・・さて。
前々から、ミラーレスのノウハウを蓄積してきたソニーに、
キヤノンは昨年、EOSシリーズに新型「R」を開発、
ニコンも同じく「Z」を開発して、
「フルサイズ」のミラーレス一眼が勢ぞろいしました。
しかし、そこはそれ、やはり「フルサイズ」ですから、
「プロ」が使うことを前提で、フラッグシップモデル(最上位機種)から
惜しみなく最新技術をてんこ盛りで開発するために、
いかんせん値段が高くて、私のようなアマチュアはとても手が出ません。
しかし、大いに魅力もあります。
ミラーレスなので、本体も軽くなり、
ファインダーも電子ビューファインダー(EVF)へ。
「今シャッターを切ったら、こんな写真が写るよ」
と、撮る前からもう、ファインダー内で完成写真が見えているんですね。
撮った直後に、逐一本体モニタで仕上がりを確認する必要が無いんです。
これはもう、ミラーレス化の恩恵です。
そんな中、キヤノンは更に「EOS RP」なるものを出しました。
「フルサイズを、もっと身近に」とのコンセプトでしょうか。
本体価格もエントリーモデル並みに安く、
その一方で、撮りたい「シーンモード」を搭載。
・・・え?
ここで私は、一つ疑問を持つワケです。
「こんな写真が撮りたい」
「でも難しい設定は解らない」
「そこでカメラにお任せ」
納得いかぁん!
撮りたいシーンを、確実に撮るためには、
撮影の基本とカメラの設定を熟知していることが前提でしょうが。
フルサイズのカメラと言えば、カメラマンにとっては
一つの目標であり、憧れなんですよ。
高性能なカメラを持つ前に、カメラの基本を勉強して、沢山撮って、
沢山失敗して、少しずつ自分の撮りたい写真を撮れるように学んでいくのに、
それがいきなり「高性能、高画質」を「お手軽に」。
それって違うべや~!
もってこいのマーケティング戦略ですが、
どうも私には、
「原付の免許を取ったばかりの若者に、
フルオートマチックのハーレーを与える」
ような違和感を禁じ得ないのです。
カタログのキャッチコピーのように、
カメラや写真の何たるかをそこそこ知っている人が、
「初めてのフルサイズ」
に手を出すのなら、こう言ったカメラの位置づけとしては大いに結構ですが、
「ど」のつく初心者にも手が出せるような機能を付けるのは
いかがなものでしょうか?
観光の記念写真を撮るためだけに、
フルサイズの一眼を首からストラップでぶら下げている、
ブルジョワのアジア人じゃないんですから。(←何か恨みでもあるんか)
EOS Kiss M(ミラーレスAPS-C機)も出てるんだから、
そっちのエントリーモデルから勉強せいっ!
一方で、ニコン。
「Z」の開発により、フルサイズミラーレス一眼を市場に投入しましたが、
いかんせん、まだラインナップが少ないですね。
故に、高価。(苦笑)
こう言った、ミラーレスのラインナップの少なさでは、
エントリーモデルがまだ発表されていない分、
ニコンは他社に大きく水をあけられています。
本当に頼むよ、ニコン。
タムロンのレンズ着けたいから、Dマウントで良いからさ。
プロレタリアの私には、手が出ないんだよぉ。(泣)
(あぁ、ニコンユーザーの嘆き)
消費税が上がっても、発売まで待ちますよ、私。
今の私には、フルサイズはまだまだ高嶺の花。
APS-Cで充分。
プロじゃないのでね。
汎用のSDカードが使えるとか、焦点距離がフルサイズの1.5倍稼げるとか、
画像素子が小さい分、メリットもデメリットも承知の上で、
一応、自分の技量はわきまえているつもりです。