前回に引き続き、室蘭工場夜景ネタです。
今回はちょっと長文ですが、ご勘弁下さい。
今まで闇夜に隠れていたJX日鉱日石エネルギーの蒸留塔集合煙突が、
11月から新たにライトアップされることになりました。
36基のLEDライトで照らし出されているのですが・・・
正直に言います。
何コレ・・・
明るすぎ!
周りの工場は、まったりとした明るさを放っているのですが、
集合煙突だけが、強烈且つ協調性の無い人工的な光で、
工場も、白鳥大橋も、周りの存在も、風情も、全部食ってしまっています。
煙突本体はマリンブルーに彩られているのですが、夜はどう見ても
ただの「白い煙突」にしか見えないくらいの強烈な美白モードです。
スターが沢山いるステージに、一人だけ強烈なスポットライトを浴びている
「鈴木その子」が立っているようなモンでして。
このことから我が家では、この集合煙突のことを
「鈴木その子」
と呼ぶことにしました。(笑)
またこの「鈴木その子」、どのポジションから撮っても入ってしまう、
ある意味で脇役になれないセンター的な位置なんですよ。
白鳥大橋を撮っていても、工場夜景を撮っていても、対岸からでも、
ハッキリ言って、悪目立ちしすぎ!
記念写真を撮っているときに、Vサインをして写りこんで来る悪ガキみたいに。(爆)
ただ見るだけならインパクト充分ですが、撮るとなれば話は別です。
周りの工場と明るさが全然違いますから、露出が全部、
明るい「鈴木その子」に持って行かれてしまうんですよ。
「鈴木その子」に露出を合わせれば、周りの工場は皆、どよ~んと薄暗くなり、
かと言って周りの工場に露出を合わせれば、「鈴木その子」が明るくなり過ぎて
白飛びして台無しと言う・・・
アクティブDライティングの設定とかで何とかなるような問題ではありません。
極端な話、長時間露光の夜景なのに、HDR合成をしなきゃならん位の明暗差です。
工場の光はホワイトバランスを変えることで表情が変わり、撮っていて楽しいのですが、
このLEDの光だけは、ただひたすら真っ白に輝き続け、
何をどう料理しても食えないのが困りモノでして。
暗闇に立つロウソクのような「鈴木その子」の一本で、全てのバランスが崩れます。
私も、この悪目立ちする「鈴木その子」をどうやって避けて撮ろうか、
えらく難儀しました。(笑)
この「鈴木その子」の扱いに困っているフォトグラファーは、私以外にも結構多いらしく、
「鈴木その子」を出来るだけ外して撮ったり、
「鈴木その子」だけを逆にアップで撮ったり、
「鈴木その子」に対抗できる明るさの被写体を入れ込んだり、
「鈴木その子」が目立たないように、モノクロで撮影したり。
あちこちで苦労の跡が覗えます。
(以上4枚、「室蘭工場夜景+α展」じっこういいんかい Facebook より転載)許可を受けたツアーバスだけが、この工場地帯一番の撮影ポイントである
「陣屋除雪ステーション」に入ることが出来るのですが・・・
工場夜景を撮影する気満々で行った人は、残念ながらこの「鈴木その子」の扱いに、
大いに困ることでしょう。
何せ、真正面ですから・・・
ナマンダブ。(T人T)
移動中も「鈴木その子」が見える度に、私は車の中でオネエ言葉で吠えてました。(笑)
「いらないわよ『鈴木その子』!」
「照らせば良いってモンじゃないわよ!」
「加減ってものを知らないのかしら!」
「雰囲気が全部台無しじゃないの!」
「撮る側のことも考えてちょうだいよ!」
・・・なぜオネエ言葉なのかは、特に深い意味はありませんが、
オールナイトニッポンの水曜日、結構面白いです♪
それはさておき、この「鈴木その子」。
何も知らないメディアには「新名所」なんて謳われていますが、
せめてこの明るさだけ、もうちょっと何とかならんモンでしょうか。
風情っちゅーモンが、全部台無しです。
光量を少し抑えて、デフューザーか何かでソフトな光にするだけで、
かなり違ってくると思うんですが。
デフューザーが用意できないなら、この際、白いゴミ袋でも可。(本当)
写真やっている人なら解ります。
もう少し光を柔らかくして下さい。
何せ、白鳥大橋よりも強烈な光の柱が、天に向かって伸びて見えるくらいですから。
今のままなら、暗かったときの方がまだマシです。
「やってもうた」感が全開。
あ~あ。
室蘭観光協会とか、立場上なかなかモノ申せない方々の為に、代弁致します。
この「鈴木その子」ライトアップの代名詞。
「残念@美白」
「台無し一直線」
「白塗り一本槍」
ちなみに今回、散々「鈴木その子」と書きましたが、
別に、美白の女王「鈴木その子」氏本人の人格を否定しているワケではありませんので、
そこのところはお間違え無きように。
もう一つついでに、「鈴木その子」氏の若かりし頃は、こんな感じ。
ちょっとボーイッシュの美形♪
カッコイイじゃないの♪
・・・さて、ここで問題です。
今回、「鈴木その子」と何回書いたでしょう?(笑)
正解:25回(タイトル含む)
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