※今回は、北海道と札幌ローカルのネタとしてお読み下さい。
とうとう出てしまいました、選挙結果。
結果が出たので、実名を書かせて頂きますが。
今回の選挙は「選択の余地が無かった」と言うのもありますが、
結論から言って、「やっぱりか」と言う感じが強いです。
今回、道知事・道議・市長・市議と、4つの選挙が入り乱れておりましたが、
まず北海道議・札幌市議。
前の記事にも書きましたが、私、どなたも存じ上げません。(笑)
よって、これと言って書くことはありません。(おいおい)
強いて言えば、国会の悪政与党の政党だけは推したくない、と言ったところでしょうか。
次いで、札幌市長選。
当選の秋元氏と、残念の本間氏。
事実上この二人の一騎打ちで、三位以下の票数が、問題外と思えるくらい桁が違うんですね。
ま、アウトオブ眼中は置いておいて。
本間氏が当選できなかったのは何故か。
悪政与党のバックボーンで組織票を集めることが出来たでしょうが、私から言わせれば、
市が抱え込む一兆数千億の借金を「健全な財務体質」と言ってのけたことでしょう。
悪政与党の手先であること、数字が読めないこと。
市政をどう言った方向に舵を切るか、不安材料としては大きすぎます。
先日、街に出たときが丁度選挙活動のピークで、本間氏が道行く人に握手を求めていましたが、
私は僅かな隙を見つけて、握手からは逃れました。(笑)
だって、「あなたには投票しません」って言いたくないですもん。(爆)
それならまだ今回当選した秋元氏の方が、幾分かマシです。
いかがなものかと思える構想をいくつかブチ上げておりますが。
札幌でオリンピックをやること自体、どれだけ莫大な税金がかかるか、
どれだけ市民が負担を強いられるか。
それ以前に、会場の建設が出来る業者がいるのか。
更にそれ以前に、開催なんて出来るのか。
仮に開催できたとして、その後に来るオリンピック不況を、一体どうするのか。
後先考えずに開催する前に、そこまで考えが至らないんでしょうか?
「分散開催」なんて言っている時点で、自信が無さそうにも聞こえます。
それならいっそ、オリンピック招致なんて止めてしまえば良いんですよ。
「雪祭りの期間延長」だってそうです。
「危険だから」と雪像を重機で解体せざるを得ないくらいなのに、
これ以上期間を延長してどうするんでしょうか?
そもそも、延長できるんでしょうか?
秋元氏自身、私が散々書いてきた「ふみおちゃん」こと上田文雄前札幌市長の後釜で、
ふみおちゃんの市政のあり方を踏襲した場合を考えると、大いに不安はあります。
さて、一方で北海道知事選。
結局は、はるみちゃん(高橋はるみ氏)に落ち着いてしまいました。
北海道新聞の記事の書き出しにちょっと違和感を覚えました。
「道民は『変わろう』という呼びかけより『安定』を選んだ。」
北海道新聞よ、これは違うでしょう。
バックボーンである、悪政与党の組織票ですよ。
はるみちゃんと悪政与党に対しての不安要素は沢山あります。
道民が本当に今後のことを考えたのなら、彼女は選ばれなかったかも知れません。
しかし、はるみちゃんは選ばれてしまいました。
何故か。
対抗馬の戦い方に難があったのと、悪政与党の組織票が効いたのでしょう。
その対抗馬の「のりさん」こと、佐藤のりゆき氏。
私は、この人のモノ言いの仕方に、大いに違和感がありました。
のりさんの最初に発した、出馬のときの第一声。
「今の北海道にガマンならん。」
当時から北海道知事ははるみちゃんでしたから、どう言った道政かは推して知るべしですが、
「北海道」=「はるみちゃん」と言う図式がある以上、のりさんが個人を叩いているのは明白です。
傍目に見れば「自分は北海道をどうしたい」ではなく、まずは自分が「敵」と見なした相手に、
一方的にケンカを売ることから始めているように見えてなりません。
「目的(政治)」よりも、「手段(相手を叩く)」が優先されています。
はるみちゃんと、のりさんの「討論会」も、一般の観覧者から
「ケンカを見に来たんじゃない」
と言う声も上がっていたくらいですし。
選挙結果に対しても、のりさんはこんなことを言っていました。
「北海道と子どもたちの将来が大変心配。」
・・・あのですね。
それは、我ら末端の人間が、結果と将来を憂いて言うセリフであって、
実際に戦って敗れた当事者が言うセリフではないと思いますが。
選挙の結果が出てしまった以上、相手のやり方にケチをつけるだけなら、
ただの「負け犬の遠吠え」に過ぎません。
そう言った「相手を否定すること」ばかりが、投票する人にも見えてしまったのでしょう。
「投票率の低さ」を憂うより、その低さを招いた遠因が、
のりさん本人の「大人気(おとなげ)ない戦い方」にあるのではないでしょうか。
その敵ばかり作る「モノ言い」をしなければ、推す人はもっと多かったと思います。
私も、はるみちゃんよりは、のりさんを推したかったですが、
彼の「自分に合わせて世界を削る」ようなモノの言い方にはついて行けませんでした。
彼の折角の知名度が生かせなかったのは残念です。
新聞にも書かれていました。
「選挙は『出たい人より出したい人を』と言われる。」
もっともだと思います。
「出たい」人たちばかり。
私は今回、「出したい」と思える人はいませんでした。
屁理屈ですが、投票したい人がいないと言うのも、立派な政治主張です。
市政も道政も憂うことは多々ありますが、これ以上の悪政にだけはしないで欲しいものです。