色々と進めておきたい仕事があるときに限って、
やたらと仕事の「邪魔」が入ります。
事務所の玄関のカウンターには、呼び鈴が置いてあるのですが、
これがまぁ、今日に限って、鳴るわ鳴るわ。
チーン。
「速達です~。」
あぁ、はいはい。
まぁ、これは別に構わないのですが。
チーン。
「速達です~。」
え?また?
一日に2通とは珍しい。
チーン。
「郵便です~。」
今度は普通郵便。
何だか今日は郵便局のオンパレードだなぁ・・・
と思いきや。
チーン。
いや、何だよぉ、もう。
「私、日○情○サー○スと申します。
恐れ入ります、総務ご担当の方はいらっしゃいますか?」
来やがったな。
こう言うのは大抵、基幹業務システムソフトの勧誘です。
ウチの会社の基幹業務システムは、
とあるツテから信頼出来るシステム会社と契約して、
来年度初頭からの稼働開始を目標に、
新システムの開発が、もうスタートしています。
それを今更、全く知らない業者に乗り換えるつもりはありません。
何件もこう言う営業が来ていますが、ことごとく断っています。
丁度、そのシステム会社へのメールを打っている真っ最中に、
この営業め~・・・
そしてまた大抵、こう言った基幹システムの飛び込み営業は、
「依頼されているのは、どこの業者さんですか?」
とか、しつこく何かしらの情報を聞き出そうと食らいついてくるので、
その都度、ゼロから話してやる義理も時間もなく、
本当に面倒臭いので、私も臨戦モードに突入。
表情を消して、目を黒くし、声のトーンを抑え、
黒いオーラを吹き上げながら、且つシンプルに、
「全部お断りしております。」
「・・・そうでしたか、失礼致しました。」
おぉ、珍しく素直に引き下がったな、よしよし。
さて、システム会社へのメールの続きを・・・
チーン。
ぬがああぁっ!
仕事の邪魔すんな!
どこの野郎だ・・・あ、女性だった。
「私、人材派遣のス○ッ○サー○スと申します。
パンフレットをお持ちしたのですが、責任者の方はいらっしゃいますでしょうか?」
ああぁ、またかよぉ、コイツ・・・
私が出かけているときにも来ていたみたいだったなぁ・・・
そもそもこの派遣会社、クソしつこいことで悪評高く、
何回も何回も、「ご挨拶に」「ご挨拶に」「ご挨拶に」「ご挨拶に」。
果ては電話までかけて来て「ご挨拶に」。
「いい加減にしろ!」
と、私だけでなく、時の経理部長までもブチ切れまして。
幾度となく断り続けているのですが、
ま~だ懲りずに、何十回目ですか。
またも臨戦モードで、
「全てお断りしております。」
「パンフレットだけでも置かせて頂けませんか?」
「要りません。」
「そうですか・・・またご用命の際には、ご連絡下さい。」
「こちらから連絡することはありません。
何回も見えてますが、何回もお断りしております。
もうこちらには、見えられなくて結構です。
お引き取り下さい。ご苦労様でした。」
やんわりと「二度と来るな」と引導を渡し、お引き取り頂いて。
さて、メールの続き、次の仕事の準備・・・
「すいませ~ん。」
くぉのやろおっ!
今度は呼び鈴鳴らさずに来おったかっ!
「私、制服会社の小○と申しますが、夏のカタログをお届けに参りました~。」
・・・は?
「あの、取引ありましたっけ?」
「えぇ、上の会社さんに出入りさせてもらってるんですが。」
じゃあ、ウチには関係ない話じゃないの。
「制服は昔から、よその会社さんと取引しているのですが。」
「じゃあ、うちからも何かございましたら。」
こっちは暗に「いらねぇ」って言ってるんだよ。
分厚いカタログばっかりあったって、処分に困るだけなんだよ。
解らないヤツだな。
よし、トドメ。
「いえ、注文することはありません。」
「・・・そうですか、失礼致しました~。」
こう言った類の営業は、最初からトドメを刺しておかないと、
また幾度となく現れますからね。
今日はもう、こんなのばっかり!
ここまで見事に仕事の邪魔をされると、いい加減、殺意が芽生えます。