あぁ、徒然なるままに

私の趣味や日々の出来事についてを、自分の独断と偏見による、やや倒錯した文章で徒然なるままに書き記すブログです。

言葉遣いで

先程、帰宅途中での事。


道路脇の雪山に少々斜めに乗り上げ、脱出しようにも
駆動輪が空回りして身動きが取れなくなっている
車を発見。


たまさかハンドルが利かなくなって、少し乗り上げて
止まったように見えました。


ま、ここまでは雪国では良くある事です。
私も経験者。


余りに動けないようなら、ちょっと手伝って
車を押してあげようかな、と思っていた時。


運転席のドアが開き、出て来た若い男の第一声。


「マジありえねー!マジありえねー!」


乏しい語彙に、日本語もへったくれもない、汚らしい言葉遣い。
「なんだ、チンピラか。」
一瞬で、手伝う気が失せました。


何が「マジ」なんだ?
「ありえねー」っ言ったって、現に雪山に突っ込んでるじゃねーか。
現実を直視しろ。バカモン。
運転技術より、国語を学べ。


どうやらアベックだったらしく、車内から女性の笑い声が
キャッキャと聞こえてました。
(アベックって、今は完全に死語ですよね(笑))


そこでふと思いました。


この状況からして、単にハンドルが利かなくなったのではなく、
男が調子こいてスピード出して、ハンドル切り損ねて
雪山に乗り上げた。

そんな感じに、私の予想は180度変わりました。


同じ状況でも、「言葉」と言うたった一つの要因で、
周りがその人を見る目がガラッと変わります。
その後にも多分に影響する、非常に良い事例ですね。


言葉遣いである程度、その人と為りが判ります。

「汚らしい言葉遣いで、真っ当な人間である筈がない」
「助けるに値しない人」

そう思えてしまった私は、

「ま、せいぜい困るが良いさ。」
「今宵のブログのネタが出来た。」(笑)


心の中でそう呟き、そのアベックと動けない車を尻目に
失笑しながら、その場を後にしたのでした♪