秋の気配がして来たら、コレも近づいてきます。
「札幌市民写真展」の応募締め切り。
ここんとこ毎年出しておりますが、入選･入賞ナッシング。
まぁ、選考する先生方の好みも少なからずあるでしょうし、
私自身、「売り」の写真を撮るよりも、自分の撮りたい写真を優先してますしね。
･･･なんて、負け惜しみに聞こえますかそうですか。（笑）
ま、そんな市民写真展ですが。
いつもはもう応募も締め切られ、選考に入っていておかしくない時期なのですが、
今年はまだ募集すらされていません。
教育委員会のウェブサイトを見てみたら、開催自体は来年２月に延期されたそうです。
札幌国際芸術祭に予算を持って行かれて、来年度にずらされたのでしょう。
明らかに芸術祭の余波、アオリをくらった格好ですね。
そんなに多方面で予算が無くなっているのに。
ホワイトイルミネーションや札幌雪まつりですら、経費削減だけでは吸収しきれずに
泣く泣く規模を縮小していると言うのに。
一方で５億ウン千万も税金投入された、札幌国際芸術祭。
･･･ま～だ燻ってます。（笑）
私、煽ってます～♪（爆）
しっかしまぁ、お金のかける所が、完っ全にズレてますよね。
本来、お金をかけなければならない観光の要のイベントを縮小し、
「何これ」と言われる得体の知れないイベントに注力してるんです。
上田文雄札幌市長が、
「自分はこういう事をしたんだ」
と言うステータスを作りたかったのが見え見えです。
そして、お役所の「予算を使い切る体質」。
冬の除雪だって、毎年大雪で補正予算を組んでるんです。
税金を無駄遣いしたり、予算を使い切ったりしないで、
一年の三分の一が雪に閉ざされる雪国の生活での一番重要なことの為に、
少しでも経費を抑えて、余剰金をキープしておくと言う概念は無いのでしょうか。
税金をばら撒き、予算を全て使い倒し、足りなくなったら税金を上げる。
そんなやり方がまかり通っているんです。
そんな市政ですもの、こうしてブログで吠えたくもなるってモンでして。
加えて、今回の札幌国際芸術祭への、病気療養中の教授（坂本龍一氏）からのコメント。
10/6の北海道新聞より、一部抜粋。
「よく無事に船出を迎えられたものだと感慨もひとしおだ。」
･･･よく無事にって、ちょっとちょっと。
失敗を確信していたんですかっ？
「反省や次回以降への希望はたくさんある。
（中略）
予算不足、力不足である。」
教授～っ！アンタが言うな～っ！
ただでさえ、市の予算がお財布ピーピー状態なのに、
あとどれだけ予算が必要だったと言うんですっ！？
「今回は札幌にいくつかの種を蒔くことができたら成功だ。
種はうまく育てれば芽を出し花が咲く。
どう育てるかは、札幌の人たち次第だ。」
病気療養中なのは別としても、ここまで関わって、
あとは丸投げですかっ！？
新聞読んで、ひっくり返ってしまいましたよセニョール。
教授の考え方に驚いてしまいましたよアミーゴ。
私はてっきり、教授は市長に「巻き込まれた」側の人だと思っていたのですが･･･
今回の国際芸術祭は、独りよがりの市長と、金銭感覚がズレた教授がタッグを組んだ
税金バラ撒き企画だったってワケですかい･･･
今の札幌の台所事情ですらこんな状態なのに、
冬季オリンピックを招致するなんて話も出て来ていますね。
おいおい、本当に大丈夫！？
心配になってきますよ、おいちゃんは。
そもそもですよ。
札幌の運輸業･建設築業は今、トンでもないことになっています。
賃金が安いので、皆が
「被災地の方が金になる」
と、札幌を見限って、運送業の運転手や、土木･建設業の職人が
どんどん流出して行っているんです。
人がいないので、運送業も資材の配達遅延や混乱が日常茶飯、
土木･建設業に至っては、入札したくても出来ない状態が続いています。
市電のループ化事業だって結局、入札参加業者が出なかったんですから。
こんなカオス状態の札幌が、冬季オリンピックなんて招致出来るワケがありません。
地元が潤うチャンスかも知れませんが、施設や競技場を建設しようにも職人がいなくて、
結局は道外の事業者が落札し、お金が道外に流出してしまうのがオチでしょう。
しかもオリンピックなら、施設や競技場の建設･改築･修繕に、
桁が２つは違う金額が当然のように動きます。
皮算用で済むレベルではありません。
国や道からの補助金は出ても、結局その一番の負担は、市民に来ます。
市民税から予算を捻出しますからね。
更にオリンピック閉幕後は、決まって世の中の需要がガタ落ちするのは
過去の統計からも明らかです。
売上が減るんですよ。
仕事がなくなるんですよ。
ただでさえ燃料代や電気代が上がって、節約も限界に達している昨今と言うのに。
市民の皆さん。
自分の収入が下がっても。
生活が益々苦しくなっても。
それでもまだ、オリンピックに来てほしいと思いますか？
目先の繁栄に目を奪われ、生活の足元をすくわれてからでは遅いのです。
３年前の市民写真展の日に撮った紅葉。
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