※（日を跨いでしまったので、前日の記事としてお読み下さい。）
今日は2月13日の金曜日です。
ホッケーマスクの殺人鬼が現われる映画のタイトルではなく･･･
新聞読んでいて、呆れました。
2/13 で、「NISAの日」ですって。
まずは一言、言わせてください。
アホか。
NISAとは何なのかから書きますが。
早い話、少額の投資、資産運用ですな。
非課税枠があるので、運用益が出ても枠内なら税金がかからないのがメリット。
この資産運用ってのが曲者で。
最近、何かにつけて「ファイナンシャルプランナー(FP)」なる方々が、
「資産運用して、財産を増やそう」
なんてあちこちで講習会を開き、銀行とつるんで人々を誘惑しておりますが。
投資にせよ、資産運用にせよ、株や為替、先物取引と同じです。
元本割れのリスクがある以上、端的に言えば「バクチ」、賭け事ですよ。
FPの、悪魔の囁き。
こう言った「銭転がし」って、損をしたところで生活に何ら支障のないブルジョワな人とかが
働かずに遊んで財産を増やす方法と言う偏見がありましたが･･･
一方で、株や投資を勉強して本当にコツコツとやっている人もいますから、
一括りには出来ない所が多分にあるのも解りますが。
ですがしかし。
新聞広告をよく読んでみたら、
「5年でプラスになっていたらラッキーと考え、マイナスでも悲観しない」
アホかぁ！
自分の金が目減りして落ち込まないヤツがどこにいる！
「毎月の積み立てだとリスクが抑えられる」
やっぱりリスクがあるんじゃねぇか！
保障が無くて、クーリングオフも効かないんだろ！？
「長い時間をかけて運用することが、将来の資産形成には大切」
さっきリスクがあるって言ったばっかりの口で何を言う！
続けることで、より資産が減る場合だって大いにあるだろ！
目先の甘い誘惑ばっかりチラつかせおって、
肝心の「リスク」の部分を、もっとしっかり、詳しく話せ！
「資産運用を続けることは、経済や世界情勢に関心が広がり、自分自身の成長につながる」
得か損かだけに目を血走らせて、人間としての成長どころか、
より了見の狭い人にならない保証がどこにある？
「自分自身の成長」なんて、「銭転がし」をしなくたって出来るだろ！
もっともらしい綺麗事ばかり並べたって、所詮は「バクチ」。
FPが段々と「詐欺師」に見えてきます。
FPよ！
いくら少額とは言え、人を簡単に「バクチ」に巻き込むなっつーの！
こちとら一袋70円の食パン買うのだって悩んでいるんだぞ！
しかも、よりによって「子供版NISA」もあるだと？
子供の名前で少額で、モロモロ制限はあるにせよ、
そんな「バクチ」に子供を持ち出すな！
巻き込むな！
もし、子供がもらった「お年玉」を親が預り、親がそのお金と子供の名前で口座を開設、
それを「子供の為に」と、「子供版NISA」で増やそうとして失敗したらどうするのだ？
「ごめ～ん、アンタのお年玉、元本割れして減っちゃった。てへ♪」
そんなんで済むワケねぇだろ！
そんなことしたら、子供はグレるぞ！
株、為替、先物取引、投資、資産運用･･･
銀行や経済界、果ては国までもが、制限をかけて非課税をチラつかせれば
大丈夫とでも思っているのか知りませんが、
これらの「お金を転がすバクチ」なんてシロモノは、所詮実体の伴わない利益です。
いつ弾け飛ぶか判らない、非常に危険な「賭け」なんですよ。
そんなものに子供を巻き込むなんざ･･･
親のやることでしょうか！？
「自己責任」なんて言葉で片付けられる範疇じゃあありません。
いくら子供は名前だけで、当面は親が運用管理するにしたって、
子供の名前で運用口座がある以上、
子供に「銭転がし」「バクチ」の入れ知恵しているようなモンでしょう？
どう考えたっておかしいですよ。
何と言うか、最近の経済界は「倫理観」が狂って来ているように思えてなりません。
前にも書きましたが。
リスクを取って利潤を得るより、額に汗して働きましょうよ。
子供に「お金の転がし方」を教える前に、
「社会の役に立てる人間」になってもらう方が先だと思うのですが。
「投資で成長」するよりも、
「お金を粗末にしない」人間のほうが、
私は好きです。
アブクで増えたお金は、アブクのように消えて行きます。
アブクに振り回される生き方だけはしたくないものです。
