あぁ、徒然なるままに

私の趣味や日々の出来事についてを、自分の独断と偏見による、やや倒錯した文章で徒然なるままに書き記すブログです。

在庫数量の正確性 (棚卸の根拠)

決算は来月なのですが、その決算には必ず付き物の
「棚卸」について、社員に考え方を周知すべく、
テキストを作っておりました。

棚卸が何たるか。
商品が何たるか。
その商品の価値が何たるか。
最終的に、どう決算と結びついて来るか。

年度末決算だけでなく、月々の赤字黒字にも、
大いに影響が出る「棚卸在庫」。

これのテキストを一部、御紹介しましょう。
今回は語ります。(笑)


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物を仕入れて、売る。
売る為の物を確保する。
卸売や小売等、販売が絡む業種には、必ず付き物の作業です。


仕入値と売値の差額が「利益」。
これは当然ですね。
そして、その利益がどれだけ出ているかで、儲けの大きさを計る「利益率」。
その率を見る事で、儲かり易い商品を前面に押し出したり、儲からない商品の
扱いを止めるような、戦略的判断をする必要も出て来ます。
利益が出ない事には、仕入だけでなく経費も払えなくなり、
社員のお給料は勿論、会社自体が成り立たなくなります。

また、このような業種では、必ず「在庫」と言う物が関わって来ます。
仕入れた物が売られる前のストックが「在庫」。
これから利益になる前の「利益予備軍」です。

月々の黒字・赤字は、この「売上」「仕入」「在庫」の3つの数字が筆頭になります。
これらの数字が正確にならない事には、本当に儲かっているかが判らなくなり、
最悪の場合、経営判断を狂わせる遠因にもなります。


それだけではありません。
皆さんも新聞やニュース等で見聞きしているかと思いますが、
儲かっていないのに、儲かっているように見せる「粉飾決算や、
儲かっているのに、儲かっていないように見せる「利益隠し」を、
対外的に行っている悪い会社も、世の中にはあるのです。


粉飾がバレれば銀行や得意先は離れますし、利益を隠せば脱税ですから、
どっちにしても良い事はありません。
その為、銀行や税務署等は、これらの数字が真っ当な評価の基に、
且つ的確に処理されているかを、非常に厳密に調査します。

日常でも、処理如何では簡単に大きく金額が変わる部分でもある為、
常日頃から極力正確に処理される事が望ましいのです。

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とりあえず、今回はここまで。

次回は、「在庫は得か?損か?」と言うテーマで書きます。


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