先日、自宅マンション前で財布を拾いました。
歩道の縁石の下に、ポロンと落ちていたんですよ。
最初は、マンションの住人のものかとも思いましたが、
ちょっと失礼して財布の中身を拝見したら、免許証も入ってまして、
他所の方と判明。
結構な現金と、クレジットカードも入っていたようなので、まずは警察へ。
人様の財布って、何だか怖いですからね。
で、近所の交番へ行くと、もぬけのカラ。
机の上のポップを見てみると、
「事故処理中のため、外出しております。御用の方は、この電話機で警察署まで」
・・・あのねぇ。
誰か一人くらい常駐させておかないんでしょうか、お巡りさん。
もし女性が変質者に追われて、駆け込んだ交番がカラッポだったら、意味が無いでしょっ!
現在進行中の犯罪に対しての抑止力が全くないっ!
まぁ、カラッポの交番で私一人叫んでも、それこそ意味が無いので、最寄の警察署へ。
警察署に行くと、「落し物」の受付窓口がありました。
が、閉まっています・・・
平日5時まで!?
じゃあ何、拾った財布は週明けまで持ってろってぇのっ?
と思いきや、別の窓口から
「どうしましたか~?」。
私 「財布拾ったんですけど。」
窓口 「今担当が行きますので、少々お待ち下さい。」
何だぁ、ちゃんとやってるじゃないの。
郵便局の「時間外窓口」みたいなモンですかね。
で、担当の人が、何やら書類や帳簿を抱えて登場。
担 「お待たせしました~。」
私 「財布を拾ったので、届けに来たのですが。」
担 「それじゃあ、中身を確認しますね~。」
と言いながら、おもむろに財布の中身をおっぴろげ始める担当の人。
おいおい、良いの?
私が見ちゃっても良いの!?
何だか、随分の大金よ?
担 「現金が、え~と、〇万〇千円ですね~。ご確認下さい。」
私 「はぁ」
担 「次に、クレジットカードが〇枚と。」
いや、持ち主じゃない私に「確認してくれ」と言われても困るんですけど。
私はてっきり、届けた人の名前と住所を何か書類に書いて、
拾った財布は警察に預けてチャンチャンと思ってましたが。
(以前、携帯電話を拾って届けた時はそうだった)
聞くと何でも、後から落とし主が問い合わせてきたときの照会のために、
金銭・金券類(宝くじ含む)とクレジットカードは詳細に記録しておくんだそうで。
一方で、プライバシーのへったくれもなく、
財布の中身を全部私の前でおっぴろげ続ける担当者。
繰り返すけど、良いの?
私が見ちゃって、本当に良いの?
金額やカードの枚数まで、しっかり見せられちゃいましたよ。あたしゃ。
更に出てくる、あちこちのゴルフクラブの会員証。
持ち主の人は、ゴルフ好きなんですねぇ。
しかし。
それらに混じって、すすきの方面の「いかがわしいお店」の会員証らしきものまで登場。
・・・店名は伏せますが。
財布の持ち主の趣味・趣向が、垣間見えてしまいました。
見ちゃいけないモンを見ちゃった感じ。
あ゛~あ゛。(苦笑)
今回は免許証が入っていたので、財布は今頃無事に、持ち主の元に戻っていることでしょう。
それを見越して、私も謝礼の権利等は一切放棄し、持ち主にこちらの住所や名前も公表しないように
書類には記載してきましたが。
もし持ち主が見つからなさそうなら、権利は主張したかもしれません。
合法的に。(笑)
でも、すすきのの「いかがわしいお店」の会員証はいらないなぁ。(爆)
皆さん、財布を落とすと、生活や趣味趣向が全部モロバレになります。
財布に入れておくカード類には、くれぐれも注意しましょうね♪
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