さて、先日のモデル写真撮影会のフォトコンにも、出品致しました♪
今回は8枚出しましたが、通るかしら・・・
推して知るべし。果報は寝て待て。
今回はCanon PRO-10S での、初の公式印刷。
前回は試し刷りで、こんな感じの色かと試していたのですが・・・
その用紙が、ちょっと安くてですね。
フジフィルムの「高級光沢紙」を使ってみたんですが、
どうにも色味が、うっすら黄緑に転がるんです。
モノクロで印刷をかけてもです。
その上、写真紙と違うからか、印刷中からインクを吸って、どんどん用紙が反っていくんです。
しまいにゃ、用紙の端をヘッドがこする始末。
こりゃやばいってんで、「こすれ低減」を設定していたのですが・・・
実際には、ほとんどテストプリント用のレベルの用紙です。
これをラミネートにかけて、お店のメニュー表にするのならいいかもですが。
何にしても、たわみと色味の違いから、もう一度、一揃い印刷し直しました。
今度は、フジの「写真仕上げValue」。
これも安めの用紙ではありますが、一応写真向け用途の写真紙です。
まず、反らない。
これには助かります。
次に発色が良い。
今回は特に被写体が女性ですからね。
肌色が健康的に見えないといけません。
さて、この際、私の持つ最高級用紙も投入。
EPSONの「写真用紙クリスピア」。
他の用紙よりも格段に厚く、簡単にたわんだりしません。
この用紙も発色が良いのですが、EPSONプリンタは元々が赤色に転ぶ印刷をしてしまうので、
その赤味を相殺する狙いからか、用紙自体の白味が少し黄色がかっている感じがあります。
出来上がりは、今回はとりあえず個人のイメージの範疇に収まっているので良いですが、
EPSON用紙も今回で使い切り、今後は買わないと思います。
フジの用紙が、今のところ一番中立的且つ無難な発色で、私も多用しております。
但し、フジでも安かろう悪かろうがありますから、そこそこの金額と発色性能を持った
用紙をオススメします。
本腰入れる印刷には良いものを使う!
これが鉄則ですね。
用紙の違いで、ここまで発色が変わるのを実感したのは初めてでした。
「何をもって『白』とするか」
これは永遠のテーマかも知れません。
プリンタと用紙によって、印刷結果が大きく異なる。
これは写真を印刷する上で、必ずついて回ります。
ここからは私の主観なのですが。
どの色が正解かと言うのもありませんから、ICCカラープロファイルを使ってあれば、
後はプリンタの出力時の「明るさ補正」で事足りると思います。
Canon PRO-10Sは、暗い部分の階調も忠実に再現出来るプリンタであるからかも知れませんが、
ストレートに印刷するとどうも全体的に暗めに印刷されるようなので、
印刷時の「明るさ補正」を「+15」前後にするのが、今の私の最適値です。
この補正程度で何とかなる範疇なら「もうけもの」だと思います。
EPSONプリンタで補正を「+15」もかけると、白くぶっ飛んで写真の方向性自体が変わってしまいますが、
Canonはここの数字がマイルドで助かります。
プライベートならいざ知らず、フォトコンや写真展の場合、用紙や印刷具合まで見てきます。
出し惜しみせずに、良い紙を使いましょう♪