物忘れ~、歩きゃつまづき、物落とし~、
手には痺れと、頭痛頻発~。
皆様、お元気でしょうか。
頭の中で、ファイヤークラッカーがヘビーローテーション、
紐引っ張ったら頭が爆発しそうな、ちょちょ山でございます。
のっけから意味不明な書き出しはいつものことですが、
先述の症状がぽろぽろと出ておりましてですね。
最近、特に物忘れが激しく、職場の机の上はメモと付箋だらけ。
自分でも誰にどこまで話したかが判らなくなり、
昨日と一昨日、一週間前と、記憶の時間差がなくなって、
自分でも不安ながら、カミさんにも心配される始末。
ゆるゆると揮発していく、私の記憶。
私の頭は半導体並み、電源切れたら消えちゃうの。
外部記憶と直結したいわ。(切実)
と言うワケで、行って来ました脳神経外科。
脳萎縮とか、脳梗塞とかだったら大変ですからね。
私はともかく、カミさんと娘を残して死ねないですから。
で、病院にて、色々と問診。
書き出しの通り、頭痛があり、たまに手の痺れもあり、
会話中に言葉につまり、歩いている時にも蹴躓き、
そして何より、短期記憶の欠落。
話した内容を忘れていても、言われて思い出すならまだしも、
「話したこと自体を忘れる」ことがしばしば。
お酒飲んで悪酔いして、記憶がすっぽり抜けているときと同じレベルで、
「俺、そんなこと話したっけ・・・?」
また、仕事をしていても、
「あ゛!あの仕事、やるのを忘れていた!」
と突如思い出して、書類のバインダーを開くと、
しっかりと私の字で、しかも日付印まで押して処理済みだったり。
このときは、さすがにゾッとしました。
平日、仕事をこなしたことすら、忘れているんです。
午前中にやった仕事を、夕方までには忘れる始末。
ンなモンで、私の手帳には予定だけでなく、
日々の記録がびっしりと、日記のように綴られております。
どこまでやったかの仕事のチェックリストを作り、
日々の仕事を何とかこなしているワケですが、
赫々云々、そのことも病院の先生に話し、
「じゃあ、調べてみましょう」
と、血栓の原因になる頸動脈の硬化を調べるエコー検査、
頭部のレントゲン撮影、脳の異常を調べるMRIを、
一通り受けて来ました。
まず、エコー検査。
エコー検査は何度か受けたことがありますが、
ま~、近年の技術進歩は目覚ましいですな。
単にセンサーを患部に塗り塗りするだけでなく、
頚動脈が脈打つ様子をリアルタイムで動画記録し、
脈一拍の間に、どれだけ動脈血管の伸縮があるのか、
合わせて血管の厚さの変わり方まで計測するんです。
すごい・・・
頭部のレントゲンも、横から角度を変えて数パターン撮り、
これはまた、診察のときの判断材料に。
結果は後述。
で、どん尻に控えし、MRI。
MRIは今回初めてでした。
技術担当のおねえさんに案内してもらい、
「こちらで耳栓して、横になって下さい~」
ベッドに横になり、肩から上を固定して動かないように、
安定板と両頬の間、頭頂に詰め物をします。
うみゅ、ホットドックの気持ちが良く解る。(笑)
私は閉所恐怖症ではないですが、
「万が一、気分が悪くなったりしたときのためのブザーです。」
と、スイッチを持たされ、更に顔にドーム状の固定具を着けられ、
「はい、これから中に入ります~」
ゴロゴロゴロと、私を載せたベッドが移動し、頭からMRIの中へ。
直立不動で、身動きとれず。
なるほど、こりゃ閉所恐怖症の人はパニックになりますな。
一方私は、
「わ~、火葬されるのって、こんな感じなのかな~・・・」(をゐこら)
検査が始まり、
「ヴィー」「ヴォー」「ヴォンヴォン」
複数の装置が一斉に動きだし、耳栓をしていても、
それぞれ異なる大きな音が、ハーモニーになって聞こえて来ます。
繰り返すようですが、閉所恐怖症の人には辛いかも・・・
完全にMRIの中に入りきり、検査が終わるまで動いちゃいけません。
・・・が、そう言うときに限って、鼻の頭がかゆくなったりするんです。(苦笑)
掻きたい、でも、掻けない・・・
うぬぅ、頑張れ、10分少々の辛抱だ・・・
・・・チーン。(大嘘)
「終わりました~。」
「・・・んごぉ~・・・(爆睡)」
嘘です。
あんな大きな音の中で、寝られるワケがありません。
「・・・はっ!」
殺気を感じて目覚めると、寝ている私をどう起こそうかと、
おねえさんがスリッパを持って私を引っ叩かんばかりに、
わなわなと怒りに震えておりました。
しかも、トイレ用のスリッパ。(大嘘)
嘘と現実をチャンポンにしたMRIの検査も無事終わり(意味不明)、
再び先生の所で診察。
先生は、頸動脈から脳内血管の状態を合成した
私の3Dのスケルトンフレームをモニター上でクルクル回し、
更に、MRIで輪切りになった私の脳の断層撮影画像を
連続でズズズイッと表示させ、
「脳も血管もキレイで、特段異常はなさそうだねぇ。
ただ、この画像を見ると・・・」
と、先のレントゲン画像をモニターに表示させ、
「首の骨が真っ直ぐになっているでしょ。
普通は、真ん中くらいの所が前に出るように
少し湾曲してるんだけど、真っ直ぐってことは、
普段から緊張して、強張っている証拠。
頭痛や肩こりも、ここから来ていると思うよ。」
「なるほど、そうなんですか。
じゃあ先生、この頭の悪さは、どうしたら良いですか・・・?」
「つける薬がないねぇ。諦めてちょうだい。」
「センセ~っ!?」
と言う冗談はさておき。
「寝ているときに、いびきはかくかい?」
「多分・・・娘が目を覚ましかねないんで、カミさんに起こされて、
残念ながら川の字では寝られず、私だけ自分の部屋で寝てます。」
「まぁ、どの程度のいびきをかいているかは、自分じゃ判らないよね。
ただ、大きいいびきをかいて寝ている場合、睡眠障害で眠りが浅くなって、
注意力散漫になったり、健忘が出ることはあるよ。」
「そうなんですか・・・」
「他にも若年性認知症の可能性もあるけど、本当に認知機能が落ちているか、
ペーパーテストで数値化しておこうか。
今日、こうして話している限りは、そういう感じはしないけどね・・・」
と言うことで、後日、若年性認知症の検査をして来ます。
天然ボケか、本当の認知症か。
過労とストレスか、睡眠障害か。
まだ結果は見えませんが。
謎が謎を呼んで、次回に続く!(のか?)
するめをかじりつつ待て!(待たなくて良いです)