今日のラッキーアイテム、
「くじ引きのコンビニ商品」
って、何よ・・・(苦笑)
ようやく暑さがやって来た感じのする北海道。
妙に暑苦しくて睡眠不足のちょちょ山です。
明日からも会社に行きたくない今日この頃、
皆様、いかがお過ごしでしょうか。
「サザエさん」症候群、絶賛発動中です。(威張れることか)
我が家では、とうとう先日、扇風機が冬眠から目覚めました。
それでも一ヶ月くらいしか使わないんだろーなー・・・
北海道の夏って、そんなモンです。
さて、夏の際物、「稲川淳二」。
怪談です。
前回の記事に書いた、黒い影に思い当たる人のお話。
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話が過去に戻りますが。
実は今年の始め、職場の人が脳内出血で倒れまして。
元々一度、脳梗塞に罹患している人ではあったのですが、
言語、記憶に影響はなかったものの、僅かに利き手に障害を宿し、
文字の「書き」に不自由していた部分はありました。
それ以外は全く普通で、治験にも参加し、その後の症状は良かったものの、
今回は図らずも治験の薬が災いし、脳内出血が止まらなかったそうで、
何とか処置できたものの、現在も意識が戻らない状態です。
倒れた当日から、顧客や担当の変更に社内で大わらわ。
その翌日の週末、やっと一段落し、
「さぁて、この先、どうするべ・・・」
と思っていた時のこと。
自宅で、寝る前に顔を洗おうと脱衣場にいたとき、
誰だか私の耳元で、一方的に話しかけるような声が聞こえたんですよね。
「・・・?」
娘はもう寝ているし、カミさんは茶の間で別のことをしているし。
空耳かと思い、顔を洗おうとしたとき、脱衣場の戸が
「コン、コン」
力なく、しかしハッキリとノックする音が聞こえました。
カミさんが、何か聞きたいことがあってノックしたのかと思い、
脱衣場の吊り戸を開けると誰もおらず、廊下は真っ暗なまま。
「・・・あぁ、そうか。」
恐らく、その職場の倒れた人の、最後の挨拶だったのでしょう。
事実、半年以上経った今も意識が戻らず、
本人の雇用継続の意思が確認できなかったので、
6月末で退職扱いになってしまいました。
勿論、その手続き一切は私が・・・
恐らく、「虫の報せ」だったのでしょう。
「もう戻ってこられないよ」
と。
突然の、しかし寂しすぎる「サヨナラ」。
皆は、彼の意識が戻る可能性に賭けてはいましたが、
私はこのノックで、残念ながら、彼は「戻ってこられない」ものと
半ば諦めの心境ではありました。
・・・現実のものとなってしまいましたが…
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「虫の報せ」。
「意識」「自我」のあるものの、最後の「挨拶」。
私は、全てを信じるつもりはありませんが、
かと言って、一笑に付すことは出来ないものと思います。