現在我が家では、娘の入浴は専ら私が担当しております。
仕事帰りで自宅に着く頃に、丁度娘の入浴時間となるわけですが、
服が水で濡れてしまうのも何なので、大体は私、
スーツを脱いだときのそのままの格好で、娘の入浴を済ませてしまいます。
まぁ、そのままの格好と言うのが、こんな感じで。(苦笑)
(↑カミさん撮影)
冬場はタイツのももひき(黒)を履いているので、
傍から一見すると、まるで江頭2:50。
(↑グーグルから拝借)
「はっはっは~、さぁ、江頭状態でおフロだぞ~♪」
とか言いつつ、娘を風呂場へ連れて行く日常。
娘もカミさんも、娘の沐浴の時は、私のこの格好が当たり前と頭に染み込んでしまっているので、
我が家では特段、何も意識したことはなかったのですが。
ある日。
我が家では、娘が、読もうが破こうが何しても良いように、
無料の通販カタログやフリーペーパーを何冊も置いてあるのですが、
娘がその中の一冊のページを、ペラペラとめくっていた時のこと。
娘 「うー」
娘の指差したところは、某ビデオレンタルの新作DVD紹介のページで、
そこには、本家本元の江頭2:50の写真が。
そこでカミさんが、
妻 「うん、江頭だね~。」
ぴた。
ページをめくる手が止まる娘。
次の瞬間、娘はまるで、
『今、何て言った?』
と言わんばっかりの不安そうな表情で、ぎぎいっと顔をカミさんに向け、硬直。
しばしの沈黙の後、娘は思い出したように、
フリーペーパーに載っている江頭の写真を再び、
てし、てしてしっ、と指差し、
娘 「うー、うー」
妻 「うんうん、江頭だよ~。」
ぴた。
またもや動きが止まる娘。
恐らく、今まで娘の頭の中にあった、
江頭 = 黒ももひき姿のパパ
と言う繋がりだけではなく、
江頭 = 黒スパッツの変態オヤジ
と言う紐付けも追加された瞬間だったのでしょう。
(江頭氏ご本人には失礼ですが)
『これが本当の江頭・・・』
信じられないモノを目にして呆気にとられ、
非常に味のある顔をしながら数秒硬直した後、
あたかも何も無かったように、いや、何かを振り払うが如く、
再び次々とページをめくり始める娘。
かぁ、かぁ、かぁ・・・
遠くでカラスの鳴く声が微かに聞こえ、娘が無言でページをめくる、
ペラペラと言う軽い音だけが無常に鳴り響く室内。
驚愕の現実を目の当たりにした、1歳3ヶ月児の悲しき昼下がり。