・・・だってさ。
しかしまぁ。
写真もアートですし、色んな表現形がありますから、
一概に決め付ける事は出来ませんけど。
女性の裸体だって、ミロのビーナスに代表される古代の彫刻や
絵画にも芸術として残っていますし。
綺麗なだけの作品よりも「真実」に迫るものとして、
時には血生臭く、時には直接的な表現を厭わずに出す事が
よりメッセージ性があるのではないか、と言うのも解ります。
報道写真等に関して言えば、ピューリッツァー賞なんかがその典型ですね。
だからと言って。
ストレートに「エロス」と「下劣」を出す事と
「芸術」はイコールではないと思うんですよ。
「エロスを内包した美」
「美を内包したエロス」
それぞれ比重があるでしょうが、いくらアーティスティックな部分が
残っていたとしても、エロス90%以上なら、それは露骨に「エロ」でしょう。
公の場で、慎みなく露出して撮りまくって。
しかも、それを世に出したんですから。
自ら「証拠写真」を公開したようなモンですよね。
だからこそ、当局も書類送検したんだと思いますよ。
ヌード写真で有名な、篠山紀新、加納典明、荒木経惟のお三方。
私はどうも、この方々は好きにはなれません。
いつの時代でも、この手の「エロ⇔芸術」の定義は物議を醸していますが、
作者自身の「解説」無しに、第三者の誰しもが「美」を感じるかどうか。
それがアートとしての定義なんかじゃないかと。
その感性は個人差がありますから、「見えないボーダーライン」を相手に
先のお三方は戦っているのだと思いますが。
しかし。
確か加納典明が言っていたと思うのですが、
「男を興奮させる写真を撮ってナンボ」
・・・これはどうかと思いますがね。
明らかにエロ100%、アートではなくポルノですな。
メディアに露出して、変に「写真家」ぶって。
確かに写真家として、腕も知識も経験もあり、作品も凄いものがありますよ。
でもね。
それで撮っているものがヌード写真!?
・・・な ん て う ら や ま し い !
うらやましいんかいっ!(笑)
いっぺん、このギャグをかましてみたかったんですよ。
あ~、スッキリした!(笑)