あぁ、徒然なるままに

私の趣味や日々の出来事についてを、自分の独断と偏見による、やや倒錯した文章で徒然なるままに書き記すブログです。

確定拠出年金

今回のネタは、ストレス発散として書かせて頂きます♪


ウチの社長が、友達の税理士さんにそそのかされて、
確定拠出年金(401K)なるものを導入してみようかと言う話が
税理士事務所経由で、「給与計算をしている」「経理」の私に話が来ました。
(ホントに何でもやっているんですよ、私の仕事は)

・・・何かトゲのある書き方ですが。(笑)
まぁ、それはそれとして。


で、その税理士さんの奥さんでもある社会保険労務士さんとも話をして、
確定拠出年金がどんなものか、導入するにはどんな準備をするか、
どんなメリット・デメリットがあるかの話を聞いたり相談したりしまして。


大まかに言えば確定拠出年金は、今の年金制度を補うための制度で、
金額によっては社会保険料も下がり、手取りが増える(かも知れない)と言うもので、
加入するもしないも、それぞれ各人の自由です。

しかし加入の前に、一度は全員に説明しなければなりません。
これが結構大変です。
定時で早々に帰る女子社員や、倉庫の人も呼集しなければなりませんから。


社労士の先生と話している時にも話したのですが、

「制度自体は大まかに解りました。
 しかし、全員に周知してと言う部分で、給与計算をしている私を除いて
 自分の給料がどう計算されているか解らない人達がほとんどの中、
 この制度の仕組みとメリット・デメリットを全員に説明する為に、
 この膨大な情報を租借して説明するだけの気力に全く自信が持てません。」


「制度導入以前に、生活のために共働きの人もいるんですよ。
 社内で収入格差もあるのに、全員を一堂に会してこんな話をしたら、
 その制度の恩恵を受けたい人とそうで無い人とで、お互いの給料が
 どれくらいなのか、腹の探り合いになってしまいませんか?」


「年金制度ですから、自分の自由にならないお金になってしまう訳でしょう。
 私みたいに、車が壊れて急遽入れ替えしなければならないような状況とか、
 そう言った緊急時のための余力を先に年金に持ってかれてしまったら、
 住宅ローン+車のローンを抱えて、利息と言う出費が増える事になります。
 それじゃあ、本末転倒じゃないですか?」


悲観論者、いわゆるヘンクツの虫が騒ぎ始めて、ここからは私の偏見ですが。


端的に言ってしまえば、確定拠出年金って、
社会保険の算定基礎で等級が下がるくらいのお金を年金に回せられるような、
 生活に余裕がある人だけが恩恵を受けられる制度」
です。


更に、その年金に回したお金は、単純に貯蓄にすることも出来ますが、
一方で投資に回して、リスクと引き換えに高利潤も得ることも可能だそうです。

・・・ここには私、大いに違和感を感じました。
それって、年金を使ったバクチじゃないですか!?

元本割れのデメリットを被っても生活に支障の無いような、
やはり「生活に余裕のある人だけが恩恵を受けられる制度」ですよね、
この話だと。


そんな制度の導入のために、しんどい思いして仕事を増やしたくはありません。

そこで、私も提案しました。

「いきなり全員に全てを説明しても、皆の頭の上にでっかい疑問符が付くのは
 目に見えてます。
 それなら、どうしても必要な部分だけの説明文を皆に配布してアタリをつけて、
 興味を持った人にだけ説明すれば良いんじゃないですか?
 説明と加入は、後から各人いつでも出来るんですから。」

とまぁ、近々、要約した案内文書を作成して、社内にバラ撒く予定ですが。
ほとんどの人が「よく解らないからいいや」と、加入を見合わせると思います。
ハッキリ言って、無駄な仕事です。


給与計算だけでなく、社会保険、厚生年金、確定拠出年金、源泉税等、
更に投資と、ファイナンシャルプランナーみたいなことまでですよ。
向こうはプロですから、知識としては知っていて当然のことですが、
こっちにしてみれば、日常業務に加えて、更に膨大な知識をいきなり詰め込まれたって
頭が回りません。

その上で、全員に周知説明して、旗振りをしろと。
いきなり勝手に俺の仕事を増やしやがって・・・
ふざけてますよね。


しかも、もし一人でも「やってみたい」と言う人がいて、制度を導入するとしても、
その為に定款や就業規則を改定して届け出る上に、審査が必要です。


頼むからこれ以上、俺の仕事を増やすな!
こっちは休職寸前まで疲れ切って、
通院しながら仕事してるんだぞ!

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ガラスのように、意外ともろいものなんですよ、人の魂って。

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