あぁ、徒然なるままに

私の趣味や日々の出来事についてを、自分の独断と偏見による、やや倒錯した文章で徒然なるままに書き記すブログです。

ドメインとは

さて、本日はちょいとコンピュータ用語のお勉強です。


最近、携帯メール等でも「ドメイン指定」とかの言葉がありますよね。

ドメイン」と言う用語自体には、LANで用いるシステム的な言葉と
インターネット用語とで2つの意味合いがありますが、今回は後者の話をします。


じゃあ、そのドメイン」とは何ぞや、と。

平たく言えば、「ネット上の名前解決のシステム」です。
で、その「名前解決」とは?


実はインターネット上で、通信の基本は数字だけのIPアドレスだったりします。
一部の使えないように決まっている番号を除いて、基本的に
0.0.0.0~255.255.255.255までの範囲で、全世界の企業や機関に割り振られています。

例えば、ヤフーのトップページは124.83.179.227ですが、いちいち数字で打ちませんよね?
そもそも、この数字の羅列がヤフーのトップページのアドレスと判る人なんていません。(笑)
そこで、人間にも判り易く「www.yahoo.co.jp」と変換するのがドメイン・ネーム・サービス、
略してDNSと呼ばれるものです。

で、そのDNSの総元締めである、DNSルートサーバは全世界に13台あり、
そのサーバと繋がっている、更に沢山の子サーバ・孫サーバ等の連携が、
今日のインターネットを裏で支えている訳です。

元々数字だけのIPアドレスでの通信が、ドメイン管理と変換によって
柔軟に通信が出来るようになりました。


リアルな話で言えば、緯度・経度 ⇔ 住所と同じです。
「今日、どこで待ち合わせる?」
「そうだね、北緯44度、東経140度15分でどう?」
「わかんねーよ!」
なんて会話をしないのと同じです。
(笑)


蛇足ですが。
この数字だけのアドレスでやり取りを行うTCP/IPと言う通信プロトコル
実は
1970年代にアメリカのARPANET構築から登場した通信規約で、機能拡張はされても
基本的な原理は今も変わっていません。

コンピュータ関連の学校では、TCP/IPの知識は基本中の基本。
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