あぁ、徒然なるままに

私の趣味や日々の出来事についてを、自分の独断と偏見による、やや倒錯した文章で徒然なるままに書き記すブログです。

夏の終わりに、稲川淳二
と言う訳で今回は、姉が大学時代に体験したお話を。


私には前に何度かネタにしている、霊感体質の親がおりますが、
私の姉もご多分に漏れず、変な所で奇妙な経験をしたりしています。


場所は伏せますが。
道内某所、某教育大にて。
・・・伏せた意味が無いですかそうですか。(笑)


大学校舎内の地下に、売店がありまして。
その売店傍の廊下に、ベンチが置いてありました。
廊下を挟んで向かい側にもベンチがあり、そちらのベンチのすぐ横には一階への階段が。

大して広い廊下でもないので、姉と友人は、廊下を挟んで向かい合わせるようにベンチに座り、
他愛ないおしゃべりをしていた時のこと。


姉は見てしまいました。

視界にいきなりチェックのズボンを履いた「足」だけが現れ、
正面に見える階段をスタスタと登って行くところを。


廊下と階段は一つだけで、姉と友人が座っているベンチの前を通らなければ、
一階には上がれません。
自分たちの前を通って行った人は誰もいないのに・・・

向かいのベンチに座っていた友人も、姿は見ずとも、
しっかり足音だけは聞こえていたようです。


「見てしまった」と思った姉は、話を止めて一瞬の沈黙の後、

姉「・・・上、行かない?」
友「・・・そだね。」

二人して妙な空気を感じ取り、そそくさと階段を登ってる途中、ぼそりと二言。

姉「・・・あのさぁ・・・」
友「・・・何?」
姉「・・・誰か登って行ったよね・・・」
友「やっぱり!?」

二人は絶叫し、廊下の電気も消さずに逃げ帰りました。

イメージ 1
(画像はイメージです。)


・・・実はこの話には、後日談がありまして。

しばらくして、姉が実家の母に電話したときの話。

姉「学校の地下の、売店は知ってる?」
母「うんうん」
姉「こないだ、そこの傍の階段で、変な『足』見ちゃってさぁ・・・」
母「・・・それって、茶色のチェックのズボンでしょ?」
姉「何で判るの!?」


実は母も、同じ場所で同じ「足」を見ていたのです。

母が学校祭で姉の大学に行った際、売店前の廊下で急に現れた誰かとぶつかりそうになり、
体をよけてすれ違ったときに、チェックのズボンが見えたんだそうで。
しかしその時、気配とズボンを見ただけで姿はよく見えず、
妙な違和感を感じた母が、「あれ?何だ、今のは?」と思って振り返ると、
そこにはもう誰もいませんでした。

母は、姉が怖がると思って、あえてその話はしていなかったのですが、
結局姉も、同じ「足」を見てしまっていました。


地下の売店と階段を徘徊する「足」の正体は、今も判りません。


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