先日、仕事明けに、職場近くの某デパートに買い物に寄った際、
とある親子を見かけました。
ベビーカーに乗せられ、周りをキョトキョトと不安そうに見回している、
一歳前後の赤子。
一方で、そのベビーカーには目もくれず、スマートフォン(以降、『板』)を
突きまくっているお母さんらしき女性。
その赤子は、ベビーカーのフードの後ろに隠れたお母さんの姿が見えず、
余りにも不安そうな表情でキョロキョロと辺りを見回してしていたので、
私はそのベビーカーにチラッと手を振ると、
その赤子はハッとした顔をして、ピコピコと私に手を振りました。
そこで私は、振った自分の右手を広げ、
その赤子の右手に向けて、そ~っと近づけ・・・
たっち♪
途端、その赤子は嬉しそうにニッコリ微笑み、
両手両足をパタパタと動かし、
それに気付いた母親らしき女性は、
母 「あぁぁ、すいません!」
私 「いぃえぇ♪」
「じゃあね~♪」と、私はその赤子に手を振りながらすれ違いましたが・・・
一方で、私の心でふつふつと。
「お母さん!『板』つつくより、子供を見てあげなさいよ!」
と、叫んでやったわよ!
心の中で!(←ここが小心者)
緊急の連絡もあるでしょうから、絶対に『板』を突くなとは言いませんが、
少しは時と場所をわきまえましょうよ。
「公衆の面前で、道を塞いで、
子供を放ったらかしてやるこっちゃないでしょ。」
ってことです。
お母さん。
あなたは「板」の向こうに、
家族や知人、友人がいるかも知れませんが、
お子さんには、お母さん、
あなたしかいないんですよ!
家に帰って子供が寝たら、指の皮がむけようが、爪が剥がれようが、
血しぶきが飛び散ろうが、指の骨が砕けようが、液晶が割れようが、
本体に穴が空こうが、好きなだけ「板」を突きまくってくれて良いですから。
「人」として、「生物」として。
親と子。
何か、重要な関係を置き去りにしちゃいませんか?